アレクサンダー・ロッシ(エド・カーペンター・レーシング)は、インディ500のプラクティスで発生した大クラッシュにより右足首と左手の指を負傷したものの、今週末の第110回インディアナポリス500への出場を目指している。チームは声明で負傷を「軽傷」と説明。2016年インディ500ウィナーであるロッシは外来処置を受けており、金曜の最終プラクティス参加を前提に経過観察が続けられている。ロッシは決勝をフロントロウ中央からスタート予定だった。
インディ500初クラッシュで有力勢に大ダメージ月曜のプラクティスでは、アレクサンダー・ロッシ、パト・オワード、ロマン・グロージャンが絡む大事故が発生。インディ500ウィーク6回目の走行にして初のクラッシュとなり、有力マシン2台が大破した。3人とも自力でマシンを降りたが、ロッシはウォールへ激しく接触した後、マシンの2輪が浮き上がるほどの衝撃を受け、さらに回避行動中にスピンしたパト・オワードのマシンにも接触された。「本当にものすごい速度域で走っているし、少なくとも僕のマシンは常に限界ギリギリだった」とオワードは語った。「競争力を維持するにはそう走るしかない。集団の中で走ればこういうリスクは起こり得る。今回はただタイミングと場所が悪かっただけだし、全員が無事だったことが何よりだ」ハイブリッド化で“止まりにくさ”も浮き彫りにオワードは事故回避の難しさについて、現在のインディカー特有の挙動にも言及した。「ロッシがスピンしているのが見えた。でもコーナー途中でフルブレーキを踏んでも、こういうマシンは止めるのが本当に難しい」「ハイブリッドシステムが後方にあることでリア寄りに重くなっていて、みんなが使っているブレーキ設定では十分な制動力がなかった」同様にロマン・グロージャンも、回避しようとした瞬間にマシンを失ったと説明した。「右側のマシンを避けるため左へ行こうとした。でも最大Gがかかった状態で減速しながら左へ向きを変えたことで、マシンが突然つかまってスピンした」「こういうことは起きるものだ」 @indycaronfox A big incident in Indy 500 Practice as Alexander Rossi hits the wall. Pato O'Ward and Romain Grosjean also involved. ♬ original sound - INDYCAR on FOX バックアップカーでも前列維持へロッシとオワードはともにバックアップカーで決勝に臨む見込みだが、インディ500の規則では予選順位は維持される。両チームともインディアナポリスを拠点としており、金曜走行までにスペアカーを準備する時間は残されている。オワードは復帰に自信を見せた。「ここではこれまでにも何度も大きなクラッシュを経験してきた。だから何事もなかったように戻れると思っている」「チームも、壊れた部分をすべて修復して、元の状態に戻してくれるはずだ」一方でロッシは、事故前日に「今年はなぜクラッシュが少ないのか」と聞かれた際、「決して簡単になったわけではない。今回の予選日はここで経験した中でも特に難しかった」と語っていた。今回の事故は、その言葉を裏付けるような激しい一件となった。
全文を読む