レッドブル・ホンダが2020年のF1世界選手権でタイトルを獲得する可能性についてはマックス・フェルスタッペンを中心に語られているが、チームメイトのアレクサンダー・アルボンもタイトル候補だと見なされたいと考えている。2019年にトロロッソ・ホンダでF1デビューを果たしたアレクサンダー・アルボンは、シーズン途中にピエール・ガスリーに代わってレッドブル・ホンダに昇格。チームとの9戦中8戦をトップ6以上でフィニッシュするパフォーマンスをみせ、2020年の残留を勝ち取った。
アレクサンダー・アルボンは、さらに経験を重ね、F1のスキルと理解を深める必要があることは自覚しているが、最終的には自分もタイトル争いに絡み、マックス・フェルスタッペンから注目を奪うことができると信じていると語る。「そのレベルにいたいと思うし、もちろん、そこで戦いたいと思っている」とアレクサンダー・アルボンは Sky Sports F1 にコメント。「自分自身に取り組む必要があることをわかっている。まだそのレベルにいるとは思っていないけど、それでも取り組んでいる。改善する必要がある分野があると感じている」アレクサンダー・アルボンは、トップチームであるレッドブルでの時間が簡単だとは考えていないが、フルシーズンを経験したことは利点は大きな価値があると考えている。「今年にに向けて何を期待すべきかを知っているという感覚がある」とアレクサンダー・アルボンは語る。「すべてのトラックに行き、直面する可能性のあるあらゆる種類のドラマを経験した。今の僕にとって、マックスはデータを調べて、彼がどこで速いかを見て、改善できる人だと思う。もちろん、彼がとても速いことは秘密ではない」「同時に、僕は自分自身に集中し、ギャップを埋めようとしているし、最終的に彼を追い越したいと思っている。それは素晴らしいことだ」アレクサンダー・アルボンは、自分の能力を向上させることができれば、マックス・フェルスタッペンとのギャップは縮められると考える一方で、シミュレーターで走らせた新車RB16の感覚では、レッドブル・ホンダは今年に競争力のあるマシンを投入できると自信を持っている。「すでに昨年から今年にむけて、かなり多くのシミュレータセッションを行ってきた」とアレクサンダー・アルボンはコメント。「バルセロナでのプレシーズンテストの前ではあるけど、僕たちが向かっている方向を知っている。感触ははるかに良くなっている」「そのような興奮があるし、チームにも素晴らしい結果を出せるのではないかという興奮がある。バルセロナのトラックでうまく機能するかどうか見てみるつもりだ」「もちろん、メルセデスがまだチャンピオンであることを認識しなければならない。僕たちは改善すると思うけど、メルセデスとフェラーリだってそうだ。どれだけ改善し、誰が最も改善したかを見てみるつもりだ」レッドブル・ホンダが2月12日に『RB16』をお披露目。シルバーストンで全チームで最初のコース走行となるRB16のシェイクダウンを実施する。