トロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンは、今週末のF1オーストリアGPでホンダの“スペック3”エンジンを投入することで後方スタートが決定しているが、今週末のプラクティスは“テストのつもりで挑む”と前向きに捉えている。先週末のF1フランスGPでホンダはアップグレード版“スペック3”F1エンジンを投入。レッドブルは2台とも搭載したが、トロロッソに関しては、2台揃って後方からのスタートを避けるため、ダニール・クビアトのみがスペック3を走らせた。
今回、トロロッソ・ホンダはアレクサンダー・アルボンにも“スペック3”を投入することを決定。後方からのスタートが決定したことから、アルボンは気持ちを切り替えてレースペースに焦点を当てていくと語る。「もちろん、通常の週末とは同じ手はないし、ロングランに集中していくしかない」とアレクサンダー・アルボンはコメント。「でも、チームとしてポール・リカールでは少しロングランに苦しんでいたのでもう少し集中できる。それほど悪いことではないし、最初の3つのプラクティスセッションはほぼテストデーのように扱うことができる。他の週末でリスクを冒せないようなこともできる」最近のレースで、トロロッソ・ホンダは過去2戦では1ポイントしか獲得できていない。だが、アレクサンダー・アルボンは、ピットレーンからスタートした中国GPでポイントを獲得しており、レッドブルのホームレースでポイント圏内に戻れることを期待していると語る。「いつもと同じように考えている。僕たちは常に改善しているし、他のチームとの戦いだ」とアレクサンダー・アルボンはコメント。「ポール・リカールで強かったのはマクラーレンとルノーだけだったし、ホームレースで挽回できることを期待している」トロロッソ・ホンダは、現在17ポイントの獲得でランキング8位に位置している。7位のアルファロメオ・レーシングとの差は2ポイント差となっている。
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