アルファタウリ・ホンダF1の角田裕毅は、F1エミリア・ロマーニャGPでのミスは、レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコに言われるまでもなく、“本当に受け入れられないもの”だと語った。デビュー戦となった開幕戦F1バーレーンGPでポイントを獲得したことで、ヘルムート・マルコは、角田裕毅が日本人初のF1ワールドチャンピオンになる可能性があると世界中のメディアで発信して称賛した。
F1のマネージングディレクターであるロス・ブラウンも、20歳が角田裕毅がF1の“過去数年間で最高のルーキー”だと語った。だが、第2戦F1エミリア・ロマーニャGPは、角田裕毅にとってまったく異なるストーリーとなった。角田裕毅は、予選Q1の1周目にクラッシュしてマシンを大破させて赤旗を出した。決勝でのミスはそれほど大きくはなかったものの、入賞圏内を走行していたレース後半に濡れた路面でスピンを喫し、トラックリミット違反に対して5秒のペナルティを科せられた。角田裕毅は、F1エミリア・ロマーニャGPの週末のパフォーマンスはまったく良いものではなかったと認める。「2日続けてミスをしてしまいました。どう思うか? 受け入れられるものではありません。本当に受け入れられません」と角田裕毅は RaceFans.net に語った 。「今回はそれから学ぶだけですが、次回は改善しなければなりません」角田裕毅は12位でレースをフィニッシュ。チームメイトのピエール・ガスリーは7位でポイントを獲得した。「ターン2への進入がアグレッシブすぎました」と角田裕毅はコメント。「その後のペースはとても良かったので、1周目にスピンしてポイントを獲得できなかったのは残念でした。チームに申し訳ないです」「今週末は全体的に本当に大変でした。でも、それから学び、次回はもっとうまくやれると思います」「今回、ポイントを獲得することは可能だったと思います。でも、さっきも言いましたが、これは学習曲線であり、とにかく次回はそれを繰り返さずに、もっと良いレースにしたいと思います」しかし、イモラでの週末の角田裕毅の最大の過ちは、予選でのクラッシュだった。「Q1は完全に僕のミスです」と角田裕毅は言った。「Q1ですし、今週の全体的なクルマのパフォーマンスを見れば、それほどプッシュする必要はありませんでした」「理由はわかりませんが、必要がないのにプッシュしすぎました」