ウィリアムズのスポンサーであるRBSが2010年をもって、スポンサーシップを終了することを発表した。RBS(ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド)は25日(水)、スポーツへのスポンサーシップを抜本的にカットすることを発表した。現在、RBSとスポンサーシップ契約を交わしているのがウィリアムズだ。
RBSはウィリアムズとの契約が満了する2010年までは現行契約を尊重するが、コース脇の広告を出すことはなくなるとのこと。RBSは声明で“非契約上のコストはすでに50%以上が削減されており、2010年に向けてはコース脇の広告をキャンセルすることでさらに削減する予定である”と述べ、“すべてのRBSスポンサーシップにおいて、2009年の厚遇コストは約90%削減された”としている。 RBSは木曜日に年間決算報告を掲示する予定。ウィリアムズに対するRBSのスポンサーシップは1シーズンあたり2,200万ユーロ(約27億2,600万円)前後だと言われている。 フランク・ウィリアムズ (ウィリアムズ チーム代表)「RBSはチームにとって偉大なるパートナーであり、この4年間、RBSブランドを国際的に広めることにおける自分たちの貢献には満足している。RBSのサポートや多くの忠誠的なパートナーのおかげで、我々はこの先2年、必然の挑戦を乗り切る強い立場にいる。RBSはイギリスが世界を導く部分において500以上の熟練した技術関連業務をサポートすることで、イギリス経済界において素晴らしい責務を示している。ここ3年間でウィリアムズは2,700社のイギリス供給会社と共に1億ポンド(約138億5,260万円)以上を費やした。もちろん、このビジネスが続くことが重要だ」 アンドリュー・マクラフリン(RBSグループ広報責任者)「我々は現在、非常に異なる経済環境の下におり、10月以降の我々の活動のすべてを見直しているところである。我々が直面している現実に応じて、規則的な方法で自らが有する商業協定や、我々のパートナーと彼らが支持する業務の含意を尊重することは絶対に欠かせないことだ。我々との関係を通して、ウィリアムズはプログラムの今後を動かす際に相当の理解と確信を示してくれた。彼らは残りの契約上のコストを削減する方法を見いだすに際し、とても協力的だ。今回、早い段階で発表したのはフランク・ウィリアムズ卿と彼のチームが先の財政面を計画することを考慮してのことである」