ジネッタは、2018/19年“スーパーシーズン”のFIA世界耐久選手権およびル・マン24時間レースに投入するLMP1マシン『G60-LT-P1』を披露した。英国のスポーツカーメーカーであるジネッタは、2017年初旬にFIA世界耐久選手権のLMP1クラスに参入することを発表。11日(木)のオートスポーツ・インターナショナル・ショーでLMP1マシン『G60-LT-P1』を披露した。
同社の歴史のなかで最も先進的なマシンと称する『G60-LT-P1』は、メカクローム製の650馬力を発生させる3.4リッター V6エンジンを搭載。トップスピードは225mphに達する。すでにマノーは、2018/19シーズンに『G60-LT-P1』で参戦することをコミットしているが、ジネッタはまだ未公開の3チームから注文を受けていると述べている。当初の計画では合計10台のシャシーが製造されるが、ジネッタは需要があればさらに製造台数を増やすことにオープンだとしている。「クルマには大きな関心を寄せられている」とジネッタのオーナーであるローレンス・トムリンソンはコメント。「我々は10台のシャシーと6台のマシンを走らせる予定でいる。2台の3チームになるだろう」「パフォーマンス面でクルマが上位にいることはわかっている。トヨタはル・マンの予選で3分14秒だったし、我々は彼らと競争できるクルマを設計した」「目標はル・マンとWECでの勝利だ」ジネッタは、BRエンジニアリング/ダラーラ、バイコレスとともにプライベーターとして、マニュファクチャラーとして単独でのエントリーとなるトヨタとLMP1クラスを戦う。また、LMP2コンストラクターのオレカもすでにLMP1クラスに復帰することを発表しているレベリオン・レーシングと提携してLMP1クラスにマシンを供給するとみられている。