FIA 世界耐久選手権のオフィシャルは、スパ6時間レースの予選で大クラッシュを喫したピエトロ・フィッティパルディが両足を骨折した疑いがあると発表した。ドラゴンスピード/BRエンジニアリングBR1・ギブソンの10号車で最初のタイムアタックを務めたピエトロ・フィッティパルディはオー・ルージュでコントロールを失い、高速でバリアにクラッシュ。
セッションは赤旗となり、ピエトロ・フィッティパルディは医療班によってメディカルセンターに搬送された。「本日2018年5月4日(金)15時52分、No.10 ドラゴンスピード/BRエンジニアリングBR1・ギブソンはスパ・フランコルシャンのラディオンでコースオフした。この事故はスパ時間のLMP予選セッションで発生した」とFIAは声明を発表。「クルマはブラジル出身のピエトロ・フィッティパルディが運転していた。ドライバーはずっと意識があり、スパ・フランコルシャンのメディカルサービスとFIA医療代表のシャックトロペナトによってクルマから降ろされ、両足骨折の疑いがあるためヘリコプターでCentre Hospitalier de la Citadelle de Liegeに搬送された」「彼にはドラゴンスピードのチームマネージャーが同行している。彼の容体は生命を脅かすものではない」この事故を受け、フェルナンド・アロンソを始めとする多くのドライバーがSNSでピエトロ・フィッティパルディの早期回復を祈るコメントを発表している。2度のF1ワールドチャンピオン、エマーソン・フィッティパルディの孫であるピエトロ・フィッティパルディは、今年、日本でチームルマンからスーパーフォーミュラに参戦。また、デイル・コイン・レーシングからインディ500を含めたインディカーに7戦出場する予定となっているが、今回の怪我によりしばらくレースを欠場することになりそうだ。関連:【WEC】 スパ6時間レース 予選:トヨタ7号車がポールポジション獲得


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