元ウィリアムズの開発ドライバーを務めたアレックス・リンが、2018年シーズンにアストンマーティン・レーシングからFIA 世界耐久選手権(WEC)に参戦することが発表された。DSヴァージン・レーシングからフォーミュラEに参戦することが決定しているアレックス・リン(24歳)は、並行して“スーパーシーズン”として開催される2018/19のWECのGTE Proクラスにアストンマーティン・レーシングから参戦する。
昨年、アストンマーティン・レーシングのテストに参加していたアレックス・リンは、11月21日(火)にロンドンで開催された新型ヴァンテージGTEの発表会でアストンマーティンのファクトリードライバーとして発表された。アストンマーティン・レーシングの代表を務めるジョン・ガスは、アレックス・リンの起用はチームにとって“明白なチョイス”だと述べ、リンは“将来のスター”であると付け加えた。アレックス・リンは、スポーツカーレーシングの第一歩を踏み出してから12ヶ月でファクトリードライバーとしてフルシーズンを戦う契約を勝ち取った。これまでアレックス・リンは、WECのLMP2クラスでマノー、Gドライブで合計8戦に参戦。また、BMWからニュルブルクリンク24時間レースに参戦するとともに、IMSAウェーザーテック・スポーツカー選手権ではセブリング12時間レースでウェイン・テイラー・レーシングのキャデラックを走らせて優勝している。すでにナバラとセブリングで新型ヴァンテージGTEをテストしているアレックス・リンは「このようなエキサイティングなタイミングでアストンマーティンに加入できるのは素晴らしいことだ」とコメント。「自動車メーカーと提携することはずっと僕の夢のひとつだった」「アストンマーティンに24歳の英国人が若者がいることもそれをさらに特別なものにしてくれる。さらにクールなレイヤーが追加されるね」2018/19シーズンのWECで、アストンマーティン・レーシングは、アレックス・リンに加え、ダレン・ターナー、ジョニー・アダム、ニッキー・ティーム、マルコ・ソーレンセを起用する。