アストンマーティンF1のセバスチャン・ベッテルは、新しいチームメイトとなるランス・ストロールは“過小評価されている”と語る。ランス・ストロールは、F1で5シーズン目、父親であるローレンス・ストロールが買収して今年からアストンマーティンF1を名乗るチームでは3シーズン目を迎える。
2020年、ランス・ストロールは2つの表彰台を履く得し、F1トルコGPではローグリップのコンディションでF1初ポールポジションを獲得。しかし、ジュニアカテゴリーから莫大な資金力で息子を支援してきたチームオーナーの父親の存在により、“ペイドライバー”“縁故主義”との見方が消えることはない。今年からアストンマーティンF1に移籍するセバスチャン・ベッテルは、そのランス・ストロールと対峙することになる。ランス・ストロールの印象について質問されたセバスチャン・ベッテルは「彼はちょっと過小評価されている」とコメント。「全体的に最近はすぐに批判されてしまう。僕自身もそれを直に経験してきた」「でも、昨年、彼は大幅に改善したと思う。ポテンシャルがあるのは確かだし、彼がより快適に感じられるように貢献できるのであれば、喜んでそうする」ランス・ストロールとの新しい関係についてセバスチャン・ベッテルは「まあ、ひとつ明らかなのは、僕はおじさんで、彼は若者ということかな! パスポートだけでなく、僕の方がはるかに経験がある」とコメント。「彼はたくさんの才能と生のスピードを持っている。そして、彼はまだたくさんのことを学ぶことができると思う。喜んでお手伝いするよ。これまでチームメイトに何かを隠したことがないし、今からそうし始める理由はない」「ウィン・ウィンの関係でしかない。スピードに関しては、彼のそばでレースをしたことは一度もないので、どうなるか見てみるつもりだけど、彼が経験してきたことのいくつかは公平ではないと思いう。彼は非常に速いことを何度も証明したと思う」「トルコでのポールポジションだけを見ても、F1のこれまでの14~15年間で直面した中で最も困難なコースコンディションのひとつだったとう」「コース上に留まるだけでなく、ラップも決めなければならない。そして、彼はポールを獲得した。それを実現するには多くの才能が必要だ」
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