セバスチャン・ベッテルは、フェラーリがキミ・ライコネンを2018年も継続起用するという決断を喜んでいるが、自らの去就については少なくとも2週間は報告できそうにないと述べた。フェラーリは22日(火)、キミ・ライコネンと契約を1年延長したことを発表した。セバスチャン・ベッテルは2018年の残留の条件としてキミ・ライコネンを挙げているとされ、F1イタリアGP前のキミ・ライコネンの発表は、セバスチャン・ベッテルとの契約延長の前兆だとの見方もある。
セバスチャン・ベッテルは、自身の契約についてはまだ明かせないものの、2018年もキミ・ライコネンとコンビを組むことになれば嬉しいと語った。「彼がハッピーなら僕もハッピーだよ!」とセバスチャン・ベッテルはコメント。「それは反対の状況でも同じだと思う。今シーズンのスタートは彼にとって大変だった。ここ数戦は少し良くなっている。でも、彼の才能やスピードに疑いの余地はないはずだ」 「彼が裏でやっている努力をチームが認めてくれているとわかって嬉しい。前から言っているように、彼とは何の探り合いもなく、とても正直に仕事ができ。彼を知っている人なら、誰もが彼がそういう人間でだることを知っているはずだ。力も拮抗しているし、このまま続けられるなら最高だ」だが、セバスチャン・ベッテルは、自分の意見がフェラーリの決断に大きく影響したとは考えていない。「意見を聞かれたのは事実だ。僕はこのまま続けられるなら満足だって言った。キミとは何の問題もないからね。それが決定に影響したかどうかはマウリツィオに聞かなければわからない」セバスチャン・ベッテルのフェラーリとの契約は今シーズン末までとなっており、現在、フェラーリとセバスチャン・ベッテルは新たな契約の交渉を行ている。フェラーリはセバスチャン・ベッテルとの長期契約を望んでいることを隠していないが、ベッテルは急いで契約発表するつもりはないと語る。「そのうちニュースがあると思う」とセバスチャン・ベッテルはコメント。「今、重要なのは発表があるかではなく、レースだ。それは来週も同じだ。僕はこの2週間のうちに発表があるとは思っていない。それが正直な気持ちだ」