セバスチャン・ベッテルが、レッドブルからトロ・ロッソに降格となったダニール・クビアトに同情している。2015年にフェラーリに移籍したセバスチャン・ベッテルに代わってレッドブルに加入したダニール・クビアトは、今年同チームで2年目のシーズンを送っていたが、F1スペインGPからはトロ・ロッソに戻ってレースを続けることになった。
降格人事の引き金となったのは、F1中国GPとF1ロシアGPの接触事故だ。相手はいずれもセバスチャン・ベッテル。中国では表彰式前の控室でちょっとした口論となり、続くロシアGPではスタート直後の1周目で2度にわたってセバスチャン・ベッテルに追突してリタイアに追い込んだ。激怒したセバスチャン・ベッテルは、レッドブルのピットウォールに足を運んだ。当時の状況を聞かれたレッドブルのアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは「クビアトとは真剣に話し合わなければならない。ベッテルの行動ももっともだ」と述べた。しかし、セバスチャン・ベッテルは、それらが原因でダニール・クビアトがレッドブルを降ろされたのではないと考えている。「(降格が)前2戦の出来事と関係しているとは思わない」とセバスチャン・ベッテルは Auto Bild にコメント。「それにしても、彼(クビアト)は居心地が悪いだろうね」セバスチャン・ベッテルは、ダニール・クビアトとの間にわだかまりはないと語る。「彼とは何の問題もない。ナイスガイだからね。でも、この状況は彼にとって愉快ではないし、大変だろう。それは間違いない」
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