ミカ・ハッキネンは、セバスチャン・ベッテルがチームオーダーを無視したことに苦言を述べた。中国GPのレース後、レッドブルとセバスチャン・ベッテルは、チームメイトのダニエル・リカルドを前に行かせることに決めたと主張したが、最初に無線で伝えられた際、セバスチャン・ベッテルは“お気の毒に”と答えるのみで指示に従わなかった。
2度のワールドチャンピオンであるミカ・ハッキネンは、同じワールドチャンピオンであるセバスチャン・ベッテルの態度に感心していない。「ベッテルにとってダニエルに負けることは不快なサプライズだった」とミカ・ハッキネンはコメント。「だが、チームからの指示は守らなければならない」「去年でさせ、チームに対するベッテルの振る舞いには驚かされた。それは今も続いている」とミカ・ハッキネンは2013年のマーク・ウェバーとの“マルチ21騒動”に触れた。「そのような振る舞いは、遅かれ早かれ、彼を傷つけることになるだろう。おそらく、ベッテルはチームを変更することを予定しているだろうが、今はそのように振舞ってはならない」また、ミカ・ハッキネンは、フェラーリのチーム代表交代劇についてもコメントした。「ステファノは友人だ。だが、変化が必要なときもある」「フェラーリが正しい決断をしたかどうかを言うのは難しいが、大企業が結果を出せていない場合、首が切られることもある」マルコ・マティシッチについて質問されたミカ・ハッキネンは「彼がどうかは時間だけが教えてくれるだろう。だが、F1であまり多くの経験をしていない場合、すぐにうまく機能するのは難しいだろう」と述べた。