セバスチャン・ベッテルは、ステファノ・ドメニカリがフェラーリのチーム代表を辞任したと聞いて“ショックを受けた”と述べた。激しいライバル関係でありながら、友人でもあった2人は、頻繁にパドックで立ち話をしたり、握手をするなどしていたため、セバスチャン・ベッテルが将来的にレッドブルからフェラーリに移籍するのではとの噂が絶えなかった。
しかし、ステファノ・ドメニカリは、フェラーリ低迷の責任を取るカタチでチーム代表を辞任した。「聞いた時はショックを受けた」とセバスチャン・ベッテルは Sport Bild にコメント。「かなり驚いた。彼はもう長い間そこにいたからね。裏の事情を知らないけどね」スタファノ・ドメニカリの辞任には、F1パドックでも意見が分かれている。2007年以来タイトルを手にしていないフェラーリには、48歳のステファノ・ドメニカリが退任のコメントで述べた通り、“大改革”を必要としていると考えるものもいる。だが、ドライバーからコメンテーターに転身したマルク・スレールは「フェラーリの問題はドメニカリではない」と Sky にコメント。マルク・スレールによると、フェラーリの主な問題は新しいV6ターボにあるという。現在、パワーユニット面でメルセデスがリードしているのは明らかであり、“ルノーも大きな進歩を遂げたが、フェラーリは取り残された”とマルク・スレールは説明した。同じく元ドライバーでコメンテーターのクリスチャン・ダナーも、間違った方向に進むフェラーリの文化を批判した。「フェラーリが勝てないと、ルカ・ディ・モンテゼモーロは、他の全てが悪いと述べる傾向がある」「フェラーリが性能の劣る燃費の悪いエンジンを作った場合でも、それはフェラーリの問題ではなく、F1の問題だと言う」
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