マックス・フェルスタッペンがモナコGP後にレッドブル首脳陣との重要会談を行っていたことが明らかになり、将来を巡る憶測が再び加熱している。2028年まで契約を結んでいるにもかかわらず、メルセデス移籍の噂は消えておらず、2026年シーズン序盤の苦戦も相まって去就への注目が高まっている。レッドブル側も今後の方針決定を迫られている状況で、フェルスタッペン本人がチームの将来性をどう評価しているのかが焦点となっている。
一方でメルセデスではジョージ・ラッセルの契約問題が続いており、両者の動向が複雑に絡み合っている。さらに元F1ドライバーのロベルト・ドーンボスは、メルセデスがフェルスタッペン獲得に向けて動いていた可能性を指摘。こうした状況のなか、アンドレア・キミ・アントネッリだけは「絶対に手放さない存在」と見られている。ザルツブルクで行われた重要会談モナコGP終了後、フェルスタッペンはバルセロナへ向かう前にオーストリア・ザルツブルクを訪れた。そこでレッドブルの共同オーナーであるマーク・マテシッツ、スポーツ部門責任者オリバー・ミンツラフ、共同オーナーのチャルーム・ユーウィッタヤ、そして自身のマネージャーであるレイモンド・フェルミューレンと会談したと報じられている。タイミングは極めて意味深だ。フェルスタッペンは2028年末まで契約を結んでいるが、レッドブルは2026年シーズン序盤から苦戦しており、さらに長年のレースエンジニアであるジャンピエロ・ランビアーゼがマクラーレンへ移籍する見通しとも報じられている。こうした状況が、メルセデス移籍説に再び火をつけている。契約解除条項の存在を指摘スイスのベテラン記者ロジャー・ブノワは、レッドブルが重要な判断を迫られていると指摘した。「レッドブルは今、71勝を挙げているドライバーの将来を真剣に考える必要がある」「彼には2028年末まで契約があるが、当然ながらさまざまな離脱条項やオプションも確保している」ブノワによれば、フェルスタッペンは夏休み前にも2027年に関するオプションを行使できる可能性があるという。ただし最終的な決断期限は10月頃になるかもしれないとしている。そして次のように疑問を投げかけた。「彼はまだレッドブルで5度目のタイトルを獲得できると信じているのだろうか」メルセデス移籍ならラッセル放出かブノワはメルセデスの状況についても踏み込んだ。「メルセデスのドアは常に開いている」「ひとつだけ明らかなことがある。もしフェルスタッペンがシルバーアローズで走りたいと言えば、ラッセルは去ることになる」「そういう厳しい世界なんだ」また元レッドブルドライバーのロベルト・ドーンボスも、トト・ヴォルフの最近の発言に注目している。「トトが『お気に入りの3人のドライバーが表彰台、あるいは予選上位にいた』と言っていたのを聞いた」「その3人とはマックス、ルイス・ハミルトン、そしてキミだった」「ジョージにとって気持ちの良いメッセージではない」ラッセルの契約問題にも影響ドーンボスは、ラッセルの契約延長交渉が長引いた背景にもフェルスタッペンの存在があったと主張する。「メルセデスはジョージとの契約延長を長く待たせていた。なぜならその間にマックス・フェルスタッペンと話をしていたからだ」「ジョージは待たされた。『僕の契約はどうなったんだ?』という状況だった」「結局、彼が得たのはパフォーマンス条項付きの1年契約だけだった」2026年シーズンここまででラッセルはチームメイトのアントネッリに60ポイント以上の差をつけられている。「正直なところ、現時点ではその条項を満たしているとは思えない」「6戦を終えてチームメイトに60ポイント以上離されているのは良い数字ではない」アントネッリはメルセデスの将来そのもの一方で、ドーンボスはアントネッリの将来については断言した。「ひとつだけ確かなことがある。アンドレア・キミ・アントネッリはどこにも行かない」また、メルセデスが19歳の若きスターを慎重に育成している様子も明かした。「彼は最近ひとり暮らしを始めたことを知っているか?」「もう両親とは住んでいない。家事も自分でやっている」「まだハウスキーパーすら雇っていない」モナコGP優勝による報奨金などで大きな収入を得たにもかかわらず、その生活ぶりは変わっていないという。「おそらくモナコでの優勝やボーナスで1000万ドルほど手にしたはずだ」「それでも彼は驚くほど地に足がついている」「トト・ヴォルフや彼の家族にとって最も重要なのもそこだ。彼を常に地に足のついた状態で成長させることなんだ」Source: GMM