マックス・フェルスタッペンは、2024年F1シンガポールGPの決勝で2位表彰台を獲得。「今日の結果はポジティブに捕えている」と語った。元々相性の良くないシンガポール市街地コースで、フェルスタッペンは状況を好転させ、チャンピオンシップのライバルであるランド・ノリスに次ぐ2番グリッドからレースをスタート。
だが、ノリスとマクラーレンが優勢であることがすぐに明らかになった。ノリスは約20秒差で勝利し、最終6ラウンドを前にしてフェルスタッペンのタイトル獲得ポイントの優位は59ポイントから52ポイントに縮まった。ノリスが示したペースについて振り返ってもらうよう求められたフェルスタッペンは「あれはほぼ自分一人でのレースだったと思う。最善を尽くし、最後まで自分のペースをコントロールしようとした」と語った。「最初のスティントはタイヤのデグラデーションがかなりあって、ちょっと難しかったと思う。2番目のスティントは少し良くなって、少し楽になった」「苦戦すると分かっていた週末に2位になれたのは良い成果だと思う。もちろん、2位には満足していない。これからはもっともっと努力して向上していく必要がありますし、そうすることに努めていく」RBのダニエル・リカルドが終盤にファステストラップを成功させなければ、フェルスタッペンのポイントアドバンテージは51ポイントにまで縮まっていたかもしれない。リカルドの活躍により、ノリスに提供されるボーナスは阻止された。リードが縮まりつつある中、フェルスタッペンは「そうだね。でも、またすぐに状況が変わる可能性もある。だから、僕tatiはただ挑戦し続け、ある時点で少しひっくり返せるように努力する必要がある。いつも後ろで終わるわけじゃないけど、どうなるか見てみよ」と語った。レッドブル・レーシングのプレスリリースでフェルスタッペンはシンガポールGPのレースを改めて振り返った。「2位は十分にいい結果だと思う」とフェルスタッペンはコメント。「スタートはうまく決まったが、スタートをした側の路面にあまりグリップがなく、1コーナーへ思い通りに飛び込めなかった。そして、最初のスティントではタイヤのデグラデーションがとても大きかった」「残念ながらレースを通して優勝争いができるほどのペースがなく、タイヤマネジメントをしながら自分のレースをすることに集中した」「このサーキットとの相性はあまりよくないと分かってはいたものの、思ったようなペースにならなかったため改善が必要だとは思う。でも、この大会でのダメージは最小限に抑えられたのではないだろうか」「もちろん、常に上を目指しているので、今後のために改善策を見つけたいと思う。次戦のオースティンまで数週間あるので、マシンのパフォーマンスとバランスの改善に努め、ポイントの取りこぼしがないように、優勝を目指して戦う」「今日は結果的に前進できた。もし先週の僕が、シンガポールGPで2位になれると聞いたらとても喜ぶと思う。そのぐらい、今日の結果はポジティブに捉えている」
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