マックス・フェルスタッペンは、2023年F1第20戦メキシコGPの予選を3番手で終了。予選が進むにつれてレッドブル・レーシングがさらに向上することを期待していたと認めた。フェルスタッペンにとって予選は好調なスタートとなった。Q1でペースを上げたフェルスタッペンだったが、セッション終了後にピット出口での信号無視の疑いでスチュワードの調査を受けることに。Q3では最初のフライングラップでミスを犯し、ターン8で縁石に激しくヒットした。
フェルスタッペンは最後のアタックでトップに立つことができず、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がエルマノス・ロドリゲス・サーキットでポールポジションを獲得した。予選後、フェラーリのパフォーマンスに驚いたかどうか尋ねられたフェルスタッペンは「そういうことを話すのはいつも難しい。僕は彼らのチームの一員じゃないから、何が起こっているのかわからない。ただ個人的には、予選では僕たちサイドからもう少し進化を期待していたし、そこが少し足りなかったところだと思う」と語った。「Q1はまずまずで、Q2も悪くなかったと思う。でも、そこから調子が悪くなったように思えたし、 Q3では改善が不十分だった。グリップが低いから、もう少しプッシュしようとするとタイヤがオーバーヒートしてしまったり、スライドしてしまったりする」「それが今日の僕に起こったことだと思う。もう少しタイムを出そうとして、バランスがうまくいかず、スライドしてタイヤをオーバーヒートさせてしまい、最終セクターでタイヤが残っていなかった。このコースは完璧なラップを刻むのがとても難しい」フェルスタッペンはフライングラップの中盤セクターで印象的な速さを見せたが、最終セクターで失速。ラップの中盤でプッシュしすぎたと思うかと質問されたフェルスタッペンは、実際にはその時点ではまだ苦戦していたと告白した。「ミドルセクターはまだフィーリングが悪く、かなりスライドしていた。 だからまた、少しでもタイムを戻そうとしていた」とフェルスタッペンは語った。「最初のセクターは理想的ではなかった。少しは改善したけど、まだ十分ではなかった。でもそうだね、フィーリングなんだ。それにこのあたりでは、スライドしすぎるとまとまらない。これだけタイトだと、コンマ1秒や2秒は簡単に見つかったり失ったりする。それが予選で起こったことだと思う」。それでも、フェルスタッペンは日曜日のレースで今季16勝目を挙げる可能性があることにポジティブな気持ちを抱いている。自信のほどについて質問されたフェルスタッペンは「いい感じだ。ハードタイヤを2本持っているし、僕の周りには誰もいないので、それが明日に向けてのアドバンテージになるかもしれない」と答えた。また、隣にいたルクレールとカルロス・サインツのフェラーリコンビに視線を送りながら、「でも、ターン1ではもういろいろなことが起こり得る」とフェルスタッペンは付け加えた。マックス・フェルスタッペン「ベストを尽くそうとしたけど、今日はあまりうまくいかなかった。標高が高いサーキットなのでグリップがとても弱く、いつものように予選でハードにプッシュするのは容易ではなかった。Q3ではバランスがパーフェクトとはいえず、あちこちでコンマ1秒の差につながってしまった。とはいえ、フェラーリとの差は開いておらず、明日は長いレースになる。自信はある。ポールポジションからスタートしたかったけど、第1コーナーでスリップストリームをうまく使えると思うので、何ができるかは検討してみる」
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