レッドブル・レーシングのF1ドライバーであるマックス・フェルスタッペンは、バーレーンでの2023年シーズン開幕戦を制した後、次戦F1サウジアラビアGPでのレースではライバルとの距離が縮まると予想している。ポールシッターのフェルスタッペンは、バーレーン・インターナショナル・サーキットで、オープニングラップの終わりまでに後続のルクレールをDRS圏内から追い出し、非の打ちどころがないように見えた。
2022年のチャンピオンシップのライバルであるルクレールがよりフレッシュなタイヤでスタートしたにもかかわらず、フェルスタッペンはルクレールよりも1周長くソフトを伸ばし、シフトダウンした際にリアアクスルがロックする問題に対処した。ルクレールが39周目にフェラーリのエンジントラブルでリタイアすると、フェルスタッペンはチームメイトのセルジオ・ペレスに11.9秒差をつけて勝利し、表彰台に上がったフェルナンド・アロンソはさらに26.6秒遅れでフィニッシュした。メルセデスドライバーのジョージ・ラッセルは、レッドブルが2023年の全レースを制することに「賭けている」と話したが、フェルスタッペンうわべだけの提案を拒否し、3月19日のサウジアラビアGPではるかに熱い戦いが待っていると予測している。2度のワールドチャンピオンであるフェルスタッペンは「サウジアラビアは、今回とはかなり違うトラックだ。ストレートや高速コーナーが多く、デグラデーションも少ない」と語った。レッドブル RB19は、バーレーンの低中速コーナーからの加速に優れ、特に研磨性の高いアスファルトでのタイヤマネジメントでは、フェラーリよりもレッドブルのほうがはるかに優れていた。しかし、より流れのあるジッダのストリート・トラックとスムーズな路面は、理論的にはSF-23の持つトップスピードの優位性が活かされるはずだ。フェルスタッペンは、2022年にこの会場で、クルマの特性が一見逆転しているように見えても、勝利することができた。フェルスタッペンは「ジェッダはまたかなり違うものになるだろう」と付け加えた。「僕らのクルマは高速にかなり強そうだけど、フェラーリはストレートでかなり速いと思うし、ジェッダではもちろん、それはとてもいいことだ」「時が経てばわかるだろう。それを知るのは本当に難しい。僕たちはここバーレーンでしか実際にこれらの車を運転していないので、様子を見るしかない」「もちろん、可能な限りベストな状態で現地入りするつもりだし、(サウジアラビアでの)プラクティスを通じて、自分たちの位置が正確にわかるだろう」
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