レッドブル・ホンダF1のマックス・フェルスタッペンは、新加入のセルジオ・ペレスがライバルであるメルセデスのF1エンジンについての貴重な情報をもたらしてくれると語る。2021年にマックス・フェルスタッペンはレッドブル・レーシングで4人目のチームメイトを迎える。ダニエル・リカルド、ピエール・ガスリー、アレクサンダー・アルボンの後、初めてレッドブル・ファミリー外のドライバーと組むことになる。
セルジオ・ペレスは、F1での豊富な経験をレッドブル・レーシングにもたらすが、マックス・フェルスタッペンは彼の加入が別の分野で貴重であると考えている。マックス・フェルスタッペンは、セルジオ・ペレスが有しているメルセデスのF1エンジンについての情報を指摘。ペレスはメルセデスがV6ターボハイブリッドが導入されて牙城を築くことになる2014年からすべてのシーズンをメルセデスのF1エンジンで戦ってきた。「彼は過去数年で他チームから得た情報をもたらしてくれると思う」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「具体的に言えば、エンジンなどについてだ。彼らはそれらの発見と違いについてチームと共有することができる」とセルジオ・ペレスがレーシング・ポイントでF1初勝利を収めたメルセデスF1エンジンの知識に言及した。だが、その情報の価値はまだわからない。「それがチームの前進に役立つかどうかはわからないけどね。でも、少なくともチームは特定のことについて違った見方をすることに役立つことを願っている」とマックス・フェルスタッペンは語った。実際、メルセデスF1のチーム代表を務めるトト・ヴォルフは、レッドブル・ホンダへと移籍したセルジオ・ペレスによって、メルセデスのF1パワーユニットの技術情報がホンダに伝わることを懸念していると認めている。「セルジオは長年メルセデスエンジンを走らせてきた。もちろん、パフォーマンスのポテンシャルと使用できる様々なモードを知っている」とトト・ヴォルフは語った。「彼はホンダにこのインプットを与えるのは確かだ」「もちろん、この段階でドライバーがチームに加わっても、全体的なパフォーマンスやエンジンの微調整方法についてはあまり変わらない。しかし、それでも彼はメルセデスエンジンがどのように機能するかを知っており、それはホンダにとって興味深いインプットになるだろう」