レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、2020年のF1世界選手権 第5戦 70周年記念GPでトップ10ドライバーで唯一となるハードタイヤでQ2を突破。それが決勝でポジティブに働くことを願っていると語る。今週、ピレリは先週末のF1イギリスGPよりも1段階柔らかいタイヤレンジをノミネート。マックス・フェルスタッペンはQ2でハードタイヤを通過したため、決勝はトップ10の中で唯一ハードタイヤでのスタートとなる。
Q3でミディアムタイヤでアタックを開始したマックス・フェルスタッペンは、ソフトでの2回目のアタックで風の影響を受けたこともあり、ニコ・ヒュルケンベルグに0.094秒届かず、4番グリッドからのスタートが決まった。「4番手は完璧とは言えないが、上位のマシンがいい仕事をした結果だ」とマックス・フェルスタッペンは語る。「Q3では風の方向が変わり、少しアンバランスな状態になって難しい状況だった。今週は持ち込まれたタイヤのコンパウンドが1段階柔らかくなり、ミディアムタイヤが先週のソフトタイヤだったが、気温も上がってレースではあまりよくないと思うので、ハードタイヤでレースをスタートできるのは強みだし、この作戦が気に入っている」「今日はハードタイヤでQ3へ進出できるかが一番の課題だった。明日ハードタイヤでスタートすることでどんな恩恵を得られるかは、1周目の状況とセーフティカーの有無に左右されるので分からないが、少なくともトップ10の中で唯一だし、ポジティブに働いてくれればと思っている」「明日も長いレースになる。僕たちにはメルセデスのように予選モードはないけど、ここまでレースペースでは競争力を発揮できている。スタートがクリーンになることを願っているし、そうなればいいレースができると思う。目標は表彰台だ」「最後に、ニコ(ヒュルケンベルク)が、速さを見せられたことをうれしく思っている」