レッドブル・ホンダとマックス・フェルスタッペンが2020年にF1ワールドチャンピオンを獲得できるかは開幕5戦で決まるとオランダ出身のレーシングドライバーであるトム・コロネルは語る。マックス・フェルスタッペンは、レッドブル・ホンダとともに2019年に3勝を挙げたが、ドライバーズ選手権ではルイス・ハミルトンに135ポイント差の3位でシーズンを終えた。
2020年に向けてレッドブルは、ホンダF1と2021年まで、マックス・フェルスタッペンと2023年まで契約を延長し、必勝体制でシーズンに挑む。トム・コロネルは、レッドブル・ホンダとマックス・フェルスタッペンに厳しい戦いになると予想するものの、その一方で楽観的でもあると語る。「メルセデスの支配を打ち破るのは非常に難しい。彼らは何年も絶対的なナンバーワンだった。だが、昨シーズンの終盤にフェラーリとレッドブル・ホンダはこれまでよりも頻繁に彼らに困難をもたらしていた。だが、メルセデスには現時点で最も成功したドライバーがおり、適切なポジションに適切な人材を配置し、非常にうまくやっている」とトム・コロネルは RacingNews365 で分析する。だが、2020年は昨年と技術規則は同一であり、メルセデスよりも追いかける側に利点となる可能性があるとトム・コロネルは語る。「フェルスタッペンとレッドブルにとってルールが変わらないことは良いことだ。通常、フィールドはより拮抗する。フィールで最高のクルマを継続的に改善するよりも、より優れたクルマを少し改善する方が容易だ」レッドブルの冬眠はほぼ毎年議論される話題だ。毎年、レッドブルはシーズンのスタートでつまずく傾向にある。それが2020年も起こった場合、史上最年少F1ワールドチャンピオンを狙うマックス・フェルスタッペンにとって問題を抱えることになる。「レッドブルが冬をうまく抜け出すことが重要だ。開幕5戦後にレッドブルは彼らの間にいなければ、フェルスタッペンは問題を抱える。ルールは2021年に完全に変わるので、すぐに焦点は来シーズンに移行される」それでも、2020年のF1ワールドチャンピオンはルイス・ハミルトンとマックス・フェルスタッペンとの戦いになり、2007年のキミ・ライコネンが最後にタイトルを獲得したフェラーリは再び及ばないだろうとトム・コロネルは予想する。「フェラーリがメルセデスを倒すとは思えない。チームにはリーダーシップと構造が欠けているからね。チームは強いが同じくらいの弱点がある。フェラーリにはいくつか繋がっていないチェーンがある」セバスチャン・ベッテルとシャルル・ルクレールのチーム内のライバル関係は2019年にチームポイントを犠牲にした可能性があるが、2020年はフェラーリがチームオーダーを発令することはないとトム・コロネルは予想する。「いいや。シャルルとベッテルはお互いのレースをさせてもらえるだろう。特に昨年は自分自身を証明したかったルクレールはそうではなかったことがあった」