元F1ワールドチャンピオンのミカ・ハッキネンは、F1オーストリアGPでのレッドブル・ホンダの逆転優勝を“近年で最高の勝利のひとつ”だと称賛した。2番グリッドからのスタートで優勝の期待がかかったマックス・フェルスタッペンは、スタートでアンチストールが起動して失速。オープニングラップで7番手まで後退。レッドブルの上層部でさえ、優勝の可能性は消えたと思っていた。
しかし、マックス・フェルスタッペンはそこから徐々に順位を挽回。そして、第2スティントで素晴らしいオーバーテイクショーを見せる。セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、バルテリ・ボッタス(メルセデス)をコース上でオーバーテイク。そして、残り3周で接触しながらもシャルル・ルクレール(フェラーリ)を仕留め、トップでチェッカーを受けた。ミカ・ハッキネンは、シャルル・ルクレールとの接触についてマックス・フェルスタッペンにペナルティを科さなかったスチュワードの決定は正しいものであり、7番手からの大逆転での入賞は近年のF1でベストのひとつだったと語る。「ハードだが、フェアなオーバーテイクの明確な例だった」とミカ・ハッキネンは Unibet でコメント。「2台がコーナーのエイペックスについたときにマックスはオーバーテイクをした。シャルルがアウトサイドに留まろうとした理由は理解できるが、オーバーテイクをするためにランオフエリアを使うことはできない。良いレースだったし、マックスはこの勝利に相応しい」「マックスの勝利は見ていた楽しかった。特に“アンチストール”ソフトウエアによって酷いスタートとなり、レース序盤に8番手まで後退した。後に彼は『すべて終わったと思った』と言っていたが、近年で最高のひとつであるカムバックの走りを開始した」「あのように競争力のあるクルマで注意を上げているトップドライバーを見るのに勝るものはない。誰も彼を止めることはできなかった!」以前に近年のF1が保守的で規則が厳しすぎると批判していたミカ・ハッキネンは、ドライバーがオーストリアでようやくハードにレースをすることを許されたことを嬉しく思うと語る。「以前、私はクルマを労わり、タイヤを保護するのではなく、ドライバーが全開で走れるようにすることが非常に重要だと述べていた。マックスのミディアムからハードタイヤという選択は完璧にうまくいった」とミカ・ハッキネンはコメント。「ピットストップを遅らせた後、彼はレース後半に本当にハードにプッシュすることができた。次々とクルマをオーバーテイクして、メルセデスを抜き、最後は残り3周でシャルルからついにリードを奪った」
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