マックス・フェルスタッペンは、F1フランスGPの予選でランド・ノリスに0.009秒差まで迫られたが、それはルノーのF1エンジンの“強力”な予選モードのおかげであり、決勝でマクラーレンがレッドブル・ホンダの脅威になるとは考えていない。レッドブルは、今週末のF1フランスGPでホンダの“スペック3”エンジンを投入したが、期待されていたパフォーマンス向上は見られず、逆にミッドフィールドに接近される事態となった。
だが、マックス・フェルスタッペンは、予選結果はルノーのパワーユニットのハイパワーモードによるものであり、レースで真後ろからスタートするランド・ノリスとカルロス・サインツが脅威になるとは心配していないと語る。「通常、僕たちはレースの方が優れている」とマックス・フェルスタッペンは説明する。「彼らには予選でかなり強力なパワーモードがある。だから、大丈夫だろう」マックス・フェルスタッペンは、マクラーレンがシーズン開幕から進歩を果たしていることは認めるが、タイム差については自分が予選ラップの最後にタイムを失ていたことを指摘する。「彼らはシーズン序盤と比較して良い仕事をしているし、追いついてきている。もちろん、はるかに遅れているときにギャップを縮めるのは簡単だ。でも、最後のコンマ数秒を見つけるのが難しい」「それにQ3での最後の走行で僕たちはフェラーリにもっと近づいていたと思う。でも、最後の2つのコーナーでマシンが奇妙な挙動をした。そこが少し残念だった」また、マックス・フェルスタッペンは、ポール・リカール・サーキットはレッドブル・ホンダに適したトラックではないと考えている。「昨年を見てみても、僕たちにとっては簡単なトラックではなかった」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「特に午前中に僕たちは困難を抱えていたし、予選でのクルマはそれほど悪くなかったと思う。でも、ストレートで多くのタイムを失ってる。とは言え、クルマのパフォーマンスという点では、僕たちは最大限を引き出せていない」