ストフェル・バンドーンは、自身のキャリアのなかで最も忙しい期間を過ごしていると語る。元マクラーレンのF1ドライバーであるストフェル・バンドーンは、今期のフォーミュラEにHWAレースラボからフル参戦。ポールポジションと表彰台を1回ずつ獲得している。
また、HWAとの提携によってメルセデスとの繋がりが生まれ、ストフェル・バンドーンは、メルセデスF1チームのシミュレータードライバーの役割をエステバン・オコンと分担している。それに加え、先週のスパ・フランコルシャン6時間レースでWECデビュー。SMPレーシングでの初レースで3位表彰台を獲得した。ストフェル・バンドーンは、様々な種類のレースを試せる機会を楽しんでおり、ドライバーとしてのスキルを高めていると語る。「おそらく今は人生で最も忙しい時期を過ごしているかもしれないね」とストフェル・バンドーンはコメント。「レースからレースへと異なるチャレンジンに挑めるのは素晴らしいことだ。来週はまたモナコでフォーミュラEがあるし、間違いなく休む暇はない。楽しんでいるけどね」「過去にいろいろなクルマをドライブしてきたし、多くの異なるシリーズでレースをしてきた。また別のチェックボックスにチェックを入れているような感じだね」「僕のホームレースであるスパでLMP1カーをドライブできたのは素晴らしかったけど、ル・マンもまた特別なイベントになるだろうね」ストフェル・バンドーンは、2015年にGP2でタイトルを獲得したATRグランプリの繋がりからSMPレーシングと繋がることになった。ARTはWECでSMPレーシングを運営している。2レース契約を結んでいるストフェル・バンドーンは、来月のル・マン24時間レースに初挑戦することになるが、まだ9月からスタートする2019/2020シーズンのWECに参戦することは検討していないと語る。「まだ来シーズンには目を向けていない。時期尚早だ」とストフェル・バンドーンは語る。「WECのパドックとクルマを初体験するこのような経験は素晴らしい。チャンスはあると思うけど、成り行きを見守らなければならない。決めるにはまだ時期尚早だ」