笹原右京は、フォーミュラ・ルノー2.0 ALPS 第3戦スパのレース1で自己最高位となる7位入賞を果たした。笹原右京は、6日(木)に実施された3時間の合同テストで34台中9番手、7日(金)に実施された40分間の練習走行では33台中6番手と非常に良い流れで終えた。
7日(金)の予選は2グループに分けて実施され、笹原右京は15台が出走するグループBに振り分けられた。しかし、セッション開始直後こそ好タイムを記録したが、その後はタイムをなかなか縮められず、2分20秒052を記録するに留まり、8 日(土)の決勝レース1は20番グリッドからのスタートとなった。8日(土)の決勝レース1、笹原右京は抜群のスタートを決めただけでなく、追い抜きや先行車両のリタイアにより、わずか2周で11番手へ浮上。直後の3周目、事故処理のためセーフティカー(SC)が導入され、4周目には赤旗でレースは一時中断となった。約18分後にSC先導によりレースが再開されると、笹原右京はこのチャンスに10 番手へ順位を上げ、11周目にも1台を追い抜き9位でチェッカードフラッグを受けた。レース終了後には上位2台にタイムペナルティが科され、笹原右京の順位は自己最高位となる7位へと繰り上がった。9日(日)の決勝レース2、笹原右京は予選のセカンドベストタイムにより18番グリッドからのスタート。笹原右京は、レース開始直後の追い抜きこそ叶わなかったが、先行車両にピタリと迫り、1台また1台と攻略して3周目には13番手へ順位を上げた。4周目には先行車両の接触事故で11番手へ進出し、2レース連続入賞を期待させた。しかし、5周目を目前にしたコーナーでスピン。すぐに態勢を立て直し19番手で戦列に復帰するも、16位でチェッカードフラッグを受けるに留まった。次の第4戦は7月6〜7日にイタリア・モンツァで開催される。笹原右京「6日の合同テストから7 日の練習走行までの流れには手応えがあり、合同テストは9 番手、練習走行は6 番手でした。予選でもセッション開始直後は良い感じでしたが、周回を重ねるごとにクルマの操縦性と自分の感覚が合わなくなって、練習走行より1 秒近くも遅いタイムしか記録できませんでした。決勝レース1 は、事故の影響で赤旗中断になるなど荒れましたが、最後まできちんと走りきり、自己最高位の7位入賞を果たせてホッとしています。今回も先週のレースと同じで、スタートがうまく決まりました。また、チームがクルマの戦闘力をより高めてくれただけでなく、僕自身も乗り方を工夫したのが良かったのだと思います。決勝レース2 は、周囲のアクシデントに巻き込まれることなく順調に順位を上げ、4 周目には11 番手まで浮上しました。でも、その周のバスストップシケインでクルマのリアを滑らせてスピンしてしまい、大きく順位を下げました。今回は7 日の練習走行で6 番手タイムを記録した勢いを予選につなげられませんでしたが、課題解決の方向性は見えています。今後ともご支援のほど、よろしくお願い申し上げます!」