F1は、2021年のF1世界選手権の第7戦として6月11日から13日に開催が予定されていたF1カナダGPをキャンセルし、代わりにF1トルコGPを開催することを発表した。カナダでは、継続的な国際旅行制限が実施されており、F1は、強制的な14日間の検疫なしにカナダに入国することができなくなったことで中止を決断した。
「ここ数週間、プロモーター、カナダ、ケベック、モントリオールの当局がレースを実現するために努力してくれたことに感謝している。カナダグランプリとのパートナーシップを2年間延長することを発表できることを嬉しく思う」とF1は声明で述べた。「我々は、2020年と2021年のレースのチケットを持っている人が、払い戻し、もしくは、チケットを来年のレースに変更するというのオプションを確実に受け取れるようにプロモーターと協力していく。2022年にカナダでのレースを楽しみにしている」F1トルコGPは、昨年11月に9年ぶりにF1カレンダーに復帰。イスタンブールで開催されたスリル満点のレースでは、ルイス・ハミルトンが記録的な7回目のF1ワールドチャンピオンを獲得した。フォーミュラ1の会長兼最高経営責任者(CEO)であるステファノ・ドメニカリは、次のように述べた。「今シーズンカナダに行けないのは残念だが、昨シーズンの素晴らしいレースの後、2021年にトルコがグランプリを開催することを確認できることを嬉しく思う」とステファノ・ドメニカリはコメント。「私はすべてのファンがシーズンのドラマチックなスタートに興奮していることを知っている。そして、トルコはコース上で素晴らしい戦いを提供する素晴らしいサーキットだ」「ここ数週間のすべての努力に対し、カナダのプロモーターと当局に感謝したい。だが、旅行の状況は我々の計画を不可能にした。同様に、トルコのプロモーターと当局のF1レースを主催する継続的な意欲にも感謝したい。我々のスポーツには大きな関心、そして、多くの場所からのグランプリを開催することへの希望が寄せられている」「今年の初めから、他のすべてのプロモーターと非常に良い会話を交わしており、この期間中も彼らと緊密に協力し続けていく」F1コミュニティは、2020年に12か国への安全な旅行を可能にする厳格な安全対策を講じて、今シーズンも旅行を続ける。この対策は、昨シーズンに実施された78,000を超えるCOVID-19テストで非常に効果を示し、0.1%にあたる78の要請結果しか得られなかった。今シーズンはこれまでのところ12,000を超える検査が実施され、再び0.1%となる14の陽性率となっている。2021年のF1世界選手権 カレンダー開幕戦 3月28日 バーレーン (サヒール)第2戦 4月18日 イタリア (イモラ)第3戦 5月2日 ポルトガル(アルガルベ)第4戦 5月9日 スペイン (バルセロナ)第5戦 5月23日 モナコ (モンテカルロ)第6戦 6月6日 アゼルバイジャン (バクー)第7戦 6月13日 トルコ (イスタンブール)第8戦 6月27日 フランス (ルキャステレ)第9戦 7月4日 オーストリア (シュピールベルク)第10戦 7月18日 イギリス (シルバーストン)第11戦 8月1日 ハンガリー (ブダペスト)第12戦 8月29日 ベルギー (スパ ・フランコルシャン)第13戦 9月5日 オランダ (ザントフォールト)第14戦 9月12日 イタリア (モンツァ)第15戦 9月26日 ロシア (ソチ)第16戦 10月3日 シンガポール (マリーナ・ベイ)第17戦 10月10日 日本 (鈴鹿)第18戦 19月24日 アメリカ (オースティン)第19戦 10月31日 メキシコ (メキシコシティ)第20戦 11月14日 ブラジル (サンパウロ)第21戦 11月21日 オーストラリア (メルボルン)第22戦 11月28日 サウジアラビア (ジャッド)第23戦 12月1日 アラブ首長国連邦 (アブダビ)