元F1ドライバーのヤルノ・トゥルーリは、他の多くの専門家と同様にルイス・ハミルトンが2020年のF1ワールドチャンピオンの最有力候補だとしつつも、新型コロナウイルスによる長期中断や過密日程によってこれまでとは異なるエキサイティングなシーズンになると予想する。新型コロナウイルスの世界的な大流行によって開幕が遅れていた2020年のF1世界選手権だが、来週末オーストリアでいよいよ開幕する。
これまでメルセデスF1がダブルタイトルを6連覇しており、ドライバーズタイトルに関してはルイス・ハミルトンが3連覇。今季ハミルトンがタイトルを獲得すれば、ミハエル・シューマッハの7回のF1ワールドチャンピオンという最多記録に並ぶ。“ストップ・ハミルトン”への期待がかかるシーズンだが、ヤルノ・トゥルーリは2020年もメルセデスF1とルイス・ハミルトンのコンビがタイトルの最有力候補だと考えている。 「メルセデスがコンストラクターズタイトルを獲得するだろうし、そのための一部として、もちろんハミルトンはドライバーズタイトルを勝ち取るための絶対的な有力候補だ」「それでも、非常に特別なシーズンになるだおるし、素晴らしい戦いになると思う」「連戦だけでなく、ここ数か月はトレーニングができなかったため、今シーズンは打撃を受けるだろう。本当の問題は、誰がこの状況をうまく処理できるか、そして、どのチームが連戦の恩恵を受けることができるかだ。このような特別な状況により、非常に興味深いシーズンになると期待している」元ルノーやトヨタでF1を戦ったヤルノ・トゥルーリは、F1ドライバーにとって体力トレーニングだけでは十分ではないと確信していると語る。「体をトレーニングすることは、最終的にはあのようなマシンで運転することとは異なるものだ。もちろんそれしかできないが、純粋にマシンで走行するためのトレーニングとしては十分ではない」「それはチームにも適用される。彼らはあちこちで何かものを開発しているかもしれないが、まだトラックでテストすることができていないため、トラックで特定のパーツが実際に期待どおりに機能するかどうかはわからない」「このようなあらゆる不確実な点があるため、実際に誰がすぐに勝てるかはまだ疑問だ。我々は特別な年を経験しており、F1シーズンを予測することは困難だ」
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