トヨタ自動車の代表取締役社長である豊田章男が、1-2フィニッシュを果たしつつも、車体剛性検査で不適合と判断されて2台ともに失格ととなったFIA 世界耐久選手権(WEC) 第3戦シルバーストン6時間レースの結果についてコメントを発表した。WEC第3戦シルバーストン6時間レースでは、中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソがドライブしたTS050 HYBRID 8号車が1位、小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスがドライブした7号車が2位でチェッカーフラッグを受けた。
しかし、決勝レース後の車検でスキッドブロッグが車体剛性検査で不適合と判断され、失格という裁定が為された。豊田章男社長は、マシントラブルによってヤリ-マティ・ラトバラがリタイアを喫したWRC 第9戦ラリー・ドイチェランドと同様に「全力で走らせ、結果を得られるクルマ」をつくることができていなかったことを6人のドライバー達に謝罪した。「レースでは2台のドライバー達が全力でクルマを走らせてくれました」と豊田章男社長はコメント。「終始、ファンの心を熱くするような走りだっただけに、今回の裁定でその結果を失うことになってしまったこと、本当に残念に思います」「“全力で走らせ、結果を得られるクルマ”をつくることができていなかったことを6人のドライバー達に、先ずは謝りたいと思います。申し訳ありません」「一方で、今回、ドライバー達が極限までクルマを追い込んでくれたことで、我々のクルマづくりはまだまだ至っていないということに気づくことができました」「そこまでの走りをしてくれたことにも感謝しています。ドライバーのみんな、ありがとう」「我々は、クルマをもっと強くして、次のレースに向かってまいります。そして、ドライバー達には次の富士戦で、もう一度、思いきり走ってもらい、チャンピオンシップ獲得に向け、ワンツーフィニッシュを果たして欲しいと思います」「ファンの皆様には、その2台の姿をご期待いただき、引き続き、応援をいただければと思います。よろしくお願いいたします」
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