トヨタ・レーシングのチーム代表 木下美明が、チームの初レースとなったル・マン24時間レースを振り返った。トヨタ・レーシングの初レースをどう評価していますか?非常に有望だったが、最終的には期待外れだった。レースをリードすることは我々の夢だった。短い時間ではあったがそれを実現することができたのは素晴らしいことだった。
もちろん、アンソニーの事故は恐ろしい瞬間だったし、レースのターニングポイントだった。我々全員が彼の速やかな回復を祈っている。その後はレースを楽しむことは難しかった。残念ながら、#7でも問題に直面し、リタイアしなければならなかった。我々のマシンは非常に若く、十分なテストができなかったので、レースでいくつかの技術的な問題に対処しなければならなかったことは標準的なことだ。だが、それでも我々にとってはかなり悲しい週間だった。今後のレースで改善しなければならないいくつかのエリアとともにル・マンを離れるが、誇りに思うこともできると思う。チーム全体が全力を尽くしたし、彼らの素晴らしい努力に感謝の意を述べたい。トヨタ・ハイブリッドシステムのレースパフォーマンスはいかがでしたか?第一に、ル・マンにこのような技術をもたらせたことはモータースポーツ部門とトヨタ自動車ハイブリッド部門による大きな偉業だ。パフォーマンスに関しては、ハイブリッドシステムの全体的なスピードへの貢献には満足している。我々のコンセプトは高い見込みを示したと思っているし、信頼性に懸命に取り組み続けている。トヨタ・レーシングの結果に関わらず、トヨタエンジンは十分なフィニッシュを果たしました...TMGがエンジンを供給するレベリオン・レーシングは、“best of the rest”である4位でフィニッシュするという素晴らしい仕事を成し遂げた。それは彼らにとって大きな名誉であり、祝辞を送りたい。TMGエンジンのサポートチームは信頼性があり、パワフルなユニットを提供するために懸命に取り組んできたし、彼らはこの力強い結果に値する。アウディとの競争を楽しみましたか?アウディと戦えるかはわからなかったし、しばらく続いたバトルを楽しんだ。相応しい勝利を挙げたアウディにおめでとうと言いたい。ル・マンは勝つのがかなり難しいレースであり、彼らは素晴らしい仕事をした。トラック上でタフな競争相手であるだけでなく、アウディは非常に歓迎してくれたし、友好的でもあった。彼らとレースをすることは喜びだった。また、日曜日に彼らの優勝パーティに参加し、Dr.ウルリッヒの感謝の言葉を聞けたことは名誉なことだった。将来、我々の間でエキサイティングなバトルと楽しい瞬間を過ごせることを楽しみにしている。残りのシーズンのチームの計画は?1台のマシンで残りのFIA世界耐久選手権レースに参戦する。5レースでマシンについて学ぶことができるし、改善を期待している。我々の目標は、レース毎に純粋に最高のパフォーマンスを示すことだ。
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