トヨタは、ル・マン24時間レースでパンクによって7号車がリードを失った残り1時間で順位を入れ替えることも検討していたと明かした。今年のル・マン24時間レースでは、小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスがドラブする7号車が、もう一台の8号車の対して終始レースをリードする展開となった。
しかし、ホセ・マリア・ロペスにドライバーを交代していた残り1時間でパンクが発生。センサーの問題が発生しており、右リアタイヤを交換しなければならないときに誤って右リアタイヤを交換してしまう。それによってもう1度ピットインしなければならず、8号車にリードを許すことになった。トヨタのチームディレクターを務めるロブ・ルーペンは、残りのレースで順位を入れ替えることも検討したと明かす。「だが、それは正しくいことではなかっただろう」とロブ・ルーペンは Autosport にコメント。「我々はドライバーとそれについて話し合った。そして我々は正しいことをしたと思う。ルマンは再びその勝者を選ぶ。」トヨタは2年連続でル・マン24時間レースに勝利したが、その結末によって複雑な感情が残っているとロブ・ルーペンは語る。「非常に難しかった」とロブ・ルーペンは語る。「本当は退屈なものにしたかったが、それは起こらなかった」「そこまで2台のうちで最速だったのは7号車だった。彼ら全員は非常に懸命に働いた。最後にパンクという状況に陥り、チームがそれにうまく対応しなかったことは非常に痛い」ホセ・マリア・ロペスが最初にピットインしたときに4本すべてを交換しないという決断についてロブ・ルーペンは「シンプルな疑問は『安全のためになぜ4本すべてを交換しないのか?』だった」とコメント。「我々はそれをしなかった。それはすべてゲームの中にあり、それから決断をしなければならない。「センサーに何が起こったのかはわからない。我々は今、それについてあまり考えていないと思う」「7号車の人々はそれに関して多くの問題を抱えていると思う。だが、我々はまずそれを受け入れなければならない」