トロロッソ・ホンダのチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルズが、F1ロシアGP初日の作業を振り返った。FP1ではダニール・クビアトのマシンにオイル漏れが発生。計画していたプログラムはすべてピエール・ガスリーが担うことになった。そのデータをもとにFP2にむけて変更を施した結果、ガスリーは6番手タイムでセッションを終えている。
「今日は我々にとって簡単には進まなかったが、それでもFP2を終えて全体的には満足していると言っていいと思う」とジョナサン・エドルズはコメント。「2台ともにフレッシュなPUを投入しており、それによってピエールは5グリッド降格ペナルティを受け、ダニー(クビアト)はグリッド後方に下がることになる。残念ながら、FP1の最初のラップを走った後でダニーのマシンに燃料システムのトラブルが発覚し、ホームレースで後れを取ることになってしまった。反対側のガレージではFP1にピエールのマシンでしっかりとマイレージを稼いだ」「このトラックにはC4コンパウンドが持ち込まれており、このクルマを制限すると把握しているハンドリング特性が出てくると予想していたので、メカニカルおよび空力のテストアイテムの大量なプランを持ってやって来た。ダニーが走れなくなったことを受け、それらすべての作業がピエールのプログラムに移されたため、あのセッションはデータ収集に励み、これらのアイテムがどのような競争を示すのか理解することが重要となった」「その後、そのすべてからベストなものを選定し、FP2以降の2台に適用させられるようにFP1からFP2にかけて多くの分析を行った。それなりの競争力があったので、変更が機能していることを示していたと思うし、そこは良い部分だ。路面温度が低かったことも助けとなり、我々のパッケージに適していたように思う。ショートランのパフォーマンスもまずまずだ。それはピエールにとってとりわけ重要なことだ。5グリッド降格ペナルティがあるが、それでも明日の予選でベストを尽くすためには重要になる」「ダニーに関しては別の状況なので、主にはロングランに集中し、こちらもとてもポジティブだったと思っている。ペースを公平にするためにも摩耗具合を確認しなければならないが、マシンバランスは良いと思っており、今日の締めくくりにはとても満足している」
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