トロ・ロッソは、パワーの不足分を克服し、ライバルのフォース・インディアとコントラクターズ選手権5位を争えると信じている。今年、トロ・ロッソは3戦を除いてポイントを獲得してきたが、夏休み前のF1ドイツGPの迫力に欠けるパフォーマンスは、厳しいシーズン後半の前兆とも見てとれる。
トロ・ロッソのチーム代表フランツ・トストは、一年落ちのフェラーリ製パワーユニットにも関わらず、まだトップ5を狙えると考えており、短期的には苦しむかもしれないが、終盤戦にはライバルであるフォース・インディアを上回る機会があるかもしれないと語る。「パワーユニットのパフォーマンスによって、シーズン後半のモンツァとスパは我々にとって簡単ではないだろう」とフランツ・トストはコメント。「だが、シンガポール、マレーシア、アメリカ、アブダビはかなり良いはずだ。その間にサンパウロがあるが、天候がどうなるか次第だ。だが、あそこでは多くのパワーも必要だ」「私はまだコンストラクターズ選手権5位でフィニッシュできると楽観的だ。現在、フォース・インディアが我々の前にいるのはわかっているが、クルマのポテンシャルは高いレベルにあり、ドライバーも良い仕事をしている。また、チームも良い仕事をしてくれると期待している」「最初の5戦で1〜2つ本当に良い結果が必要だ。我々はそれに近づいている。可能性はある」フランツ・トストは、トロ・ロッソの弱点はエンジンにあることを認めるが、新しいアップグレードの投入が少なくとも現在のパフォーマンスレベルを維持する助けになるはずだと考えている。「我々がどの位置にいるか見てみるつもりだ。だが、新しいアップグレードによって、うまく直近のライバルと戦えるポジションにいられると思う」トロ・ロッソの背後には、3ポイント差でマクラーレン・ホンダが迫っている。