Team LeMansは、本山哲との契約解除に至った理由について「大幅な予算の見直しと体制変更が必要と判断した」と説明した。2022年のスーパーGT開幕戦に『Team LeMans with MOTOYAMA Racing』のチーム名で本山哲と片山義章を擁してクラス5位の成績を収めていたTeam LeMansだが、第2戦のエントリーリストでは、本山哲に変えて元F1ドライバーのロベルト・メルヒを起用し、チーム名も『Team LeMans』と記載されていた。
本山哲は、プレスリリースでTeam LeMans側からの契約解除であることを報告。翌日、Team LeMansもプレスリリースを出し、今回の本山哲との契約解除は「大幅な予算の見直しと体制変更が必要と判断した」と説明した。「『MOTOYAMA Racing with Team LeMans』として2022年SUPER GT GT300クラスにアウディR8 LMSでエントリーし岡山戦に参戦しましたが、第2戦以降の参戦継続に向けて、大幅な予算の見直しと体制変更が必要と判断いたしました」とTeam LeMansは説明。「その結果として、誠に遺憾ではありますが、チームのナンバーワンドライバーであった本山哲選手との契約を解除する結論に至りました」「今回の一件で、ファンの皆さまやスポンサーの皆さま及びレース関係者の皆さまには多大なご迷惑をおかけすることとなってしまったことを深くお詫び申し上げます」Team LeMansの代表取締役をつと得る太田雅文は「昨年、『Team LeMans with MOTOYAMA Racing』としてチームを立ち上げ、レーシングドライバーとしての偉大な実績と経験をもとに、ドライバーとして、チームの戦力アップにご尽力していただいた本山哲選手には心より感謝の意を表すると共に、これからも同じレース業界を盛りあげていく盟友として、一緒に業界全体の発展のために力を合わせて前へ進んでいきたい所存です」と述べた。「今後は2021年に本山選手と培ったチーム力を発揮できるよう、再び原点に立ち戻り、“Team LeMans”としてSUPER GT GT300クラスに参戦いたします。 引き続き、皆さまの応援よろしくお願いいたします」本山哲は「自分の古巣でもあるTeam LeMansと再び仕事を始め、1シーズンと1レース、GT300を戦うことができました。こういう形でチームを去るのは自分を応援してくださっているファンの皆さまやスポンサーの皆さまには不本意かも知れませんが、プロとして現実を受け止め、前へと進んでいくしかありません」「Team LeMans で共に戦ったスタッフ全員に感謝の意を表し、さらなる発展を願うと共に、レーシングドライバー本山哲として新たな道を模索していく所存です」
全文を読む