2019年のスーパーフォーミュラ王者であるニック・キャシディは、今週トラックに戻ることに不安を感じていたと述べた。新型コロナウイルスの世界的な大流行によって、例えば、イギリスでは6月末まですべてのレースイベントを中止にするなど世界中の主要シリーズは一時停止状態にあるが、今週、日本のスーパーフォーミュラは富士スピードウェイで2日間の公式テストを実施した。
ニュジーランド出身のシリーズンチャンピオンであるニック・キャシディは「それについて気が進まなかった」とソーシャルメディアで語った。「オリンピックの実現は大きなことだ。でも、この国がこれほど大きな問題に対してそこまで世間知らずではないことを願っている」2日間のスーパーフォーミュラ公式テストは、パドックへの立ち入りは関係者以外禁止とし、オープンピットも実施されないが、サーキットに観客を入れた。スーパーフォーミュラは開幕戦鈴鹿、第2戦富士の延期を決定している。「この恐ろしいウイルスができるだけ早く消滅することを心から願っています」と日本レースプロモーションの倉下明社長は語った。