F1は、スマートフォン向け写真共有アプリ『Snapchat(スナップチャット)』との提携を発表。Snapchatのプラットフォーム“Our Story”を通じて今週末のF1イギリスGPから配信を開始する。スナップ者のパートナーシップは、デジタルプラットフォーム上でF1を発展させていくというF1の戦略のひとつ。SnapchatのDiscoveryプラットフォームのコンテンツのひとつであるOur Storyでは、世界中のイベントやロケーションでユーザーが撮ったスナップをSnapchatチームが編集して届ける。
同じイベントにいるスナップチャッターがそれぞれの視点で動画やスナップを投稿することにより、その場の雰囲気と興奮を記録した1つの大きなストーリーが完成する。Our Storyでの配信は、今週末のイギリスGPで配信がスタートし、シンガポール、日本、アメリカ、メキシコ、ブラジルとアブダビのレースをカバーしていく。F1のデジタル&ニュービジネスの責任者を務めるフランク・アルゾファーは「これは我々のソーシャルメディア戦略を拡大する最初のステップだ」とコメント。「我々は当初からテクノロジーと個々の才能が素晴らしくミックスされたF1の素晴らしいショーにファンを近づけるパートナーと仕事をしたいと述べていた。スナップ社はその要求にフィットする」「我々は、舞台裏でソーシャル、ファン、そして魅力的なコンテンツなどをメディアプラットフォームを活用してリーチすることによって、スポーツに新しいファンをもたらし続けていく必要がある」「スナップ社は、我々が特に引きつけたいと思っており、我々のスポーツの将来を代表する“ミレニアル世代”に最も人気あるプラットホームのひとつだ」これまで複数のNFL、MLB、NBAをのメジャースポーツがSnapchatと提携している。Snapchatは、これまでもF1で話題になっている。昨年のF1日本GPで公式記者会見では、ルイス・ハミルトンがSnapchatで撮影し、自分とカルロス・サインツの顔にウサギのフィルターをかけて投稿。この行為は物議を醸し、ルイス・ハミルトンは記者会見中にスマートフォーンをイジるべきではないと非難が集中した。それに不満を感じたルイス・ハミルトンは、予選でポールを獲得した後の土曜日のメディア対応を拒否していた。当時、ルイス・ハミルトンは「フットボール、NBA、NFLではもっとうまくソーシャルメディアをはるかにうまく活用している。F1では、例えば、僕が写真や動画を投稿するたびにFIAから警告が来たり、削除するように通知が来たりする」はコメント。「今年はそのルールを変えて、僕たちみんなにソーシャルメディアを活用させてほしい。ソーシャルメディアは、世界中とコミニュケーションできる素晴らしいプラットホームだ。スポーツの成長にとって、とても簡単な無料ツールだし、僕らはそれを使ってシェアし、他の人たちと繋がることができる」「僕をフォローしている人の中には昔からのF1ファンじゃなく、彼らの友人の1人がたまたま僕や他のドライバーをフォローしていたり、他のドライバーからフォローするように言われて、それからレースを見るようになった人もいる。前進するには最速で新しい方法の1つだと思う」