ミハエル・シューマッハのスキー事故を偶然にもスマホで撮影していた目撃者が現れ、事故時にシューマッハはゆっくりとスキーを滑っていたと Spiegel が報じている。映像は公開されていないが、同誌にコンタクトをとった目撃者の35歳の男性は、現場から数メートル離れた場所でスマートフォンでガールフレンドを撮影していた際に偶然にもミハエル・シューマッハが転倒して岩に頭を強打した瞬間を捕えたという。
目撃者によると、ミハエル・シューマッハは“最大でも時速20km”ほどの“ゆっくり”としたペースで斜面を下っていたといい、映像では、スキーヤーが2つのスロープの間の圧雪されていない部分に入り、雪の上でスライドして転倒している姿が確認できるという。事故後、ミハエル・シューマッハのマネージャーを務めるザビーネ・ケームは「彼はただ転倒した友人を助け、また滑り出そうとしたところだったようです」とシューマッハが高速で滑走していたとの見方を否定。「彼はスピードを出しすぎていたわけではありません。極度の不運であり、極めて災難な状況だったのです」と述べている。同誌によると、目撃者はその映像をフランスの検察局に提供する予定であると伝えている。現在、ミハエル・シューマッハの容体は安定してはいるものの、以前として危険な状態であると伝えられている。