ザウバーF1チームは、2025年F1シーズンからバルテリ・ボッタスと周冠宇を起用しないことを明らかにした。2026年に予定されている現ザウバーF1チームによる アウディのF1参戦に備え、ヒンウィルに本拠を置くザウバーは、新レギュレーションの初年度に万全の体制で臨むため、ドライバーラインアップ全体の刷新を望んでいた。
数カ月前、ザウバーは経験豊富なドライバー、ニコ・ヒュルケンベルグとの契約を発表した。しかし、カルロス・サインツJr.がウィリアムズのオファーを選択したことで、すべてが変わった。サインツの拒否後、バルテリ・ボッタスと周冠宇のチーム残留の可能性は高まったが、2024年ブラジルGPの最中にフィンランド人ドライバーは自分の将来はもう手に負えないと認めた。ボッタスの言葉は2024年11月6日(水)にザウバーがボッタスと周冠宇の契約不更新を発表することを予感させるものだった。「バルテリ・ボッタスと周冠宇とのオープンで建設的な話し合いの結果、我々は共に継続するための条件が満たされないという結論に達し、別々の道を歩む時が来たという合意に至った」とザウバーF1チームは声明で述べた。「我々は、この3年間チームに貢献してくれた両名に感謝したい。彼らはプロフェッショナリズムの体現であり、その経験と熱意をもって我々の成長を支えてくれた」メルセデスに長く在籍し、2度の世界選手権準優勝を果たしたボッタスは、2022年シーズンにザウバー(当時はアルファロメオ)に移籍する。スイスのザウバーでの最高成績は初年度の10位で、チームとともに最も低迷したのは2024年のことだった。ボッタスのF1での将来は、少なくともフルタイムドライバーとしては絶望的なようだ。35歳という年齢と、事実上クローズドなスターティンググリッド、レッドブルとRBがどうなるかを考えれば、ボッタスが関心を引かないのは明らかだろう。ザウバー(2026年からアウディ)については、数日中に新ドライバーが発表される見込みだが、ここ数カ月、そのシート獲得に大きな期待を寄せられているのが、現在F2ドライバーズ選手権で首位に立ち、2023年にはF3チャンピオンとなる若きブラジル人ドライバー、ガブリエル・ボルトレトだ。
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