ザウバーのチーム代表を務めるフレデリック・バスールは、2018年のドライバーラインアップについて現在も技術パートナーであるフェラーリと議論を継続しているが、2週間後のアブダビまでに決定できることを望んでいる。今年6月、ザウバーはホンダとの契約をキャンセルし、2018年からフェラーリの最新スペックのパワーユニットの供給を受ける新たな技術契約を締結。
フェラーリとの契約の一環として、ザウバーは2018年のレースシートの少なくとも1つはフェラーリのジュニアドライバーを起用するとされており、F2チャンピオンのシャルル・ルクレールがそのシートに座ると予想されている。フェラーリは、ザウバーでもう一人のジュニアドライバーであるアントニオ・ジョヴィナッツィのシートを確保することに取り組んでいるが、今年ポイントを獲得していないものの、チームのオーナーとの関係によってマーカス・エリクソンが残留すると考えられている。交渉は続けられているが、フレデリック・バスールは、来シーズンの安定性を高めるためにもシーズン最終戦アブダビGPまでに2018年のドライバーラインナップを確定できることを望んでいる。「我々はその発表をするつもりであり、アブダビで発表できることを願っている」とフレデリック・バスールはコメント。「来年のメルボルンまでに決定するのは確かだし、毎週延期するようなことはならないと思う」「だが、シャルルは良い仕事をしていると思う。FP1の状況は簡単ではない。第一目標はクラッシュを避けることだからね。だが、彼は一貫性があるし、常に力強いペースを示している。彼は良い仕事をしている」シャルル・ルクレール、マーカス・エリクソン、アントニオ・ジョヴィナッツィが2つのシートを争っている一方で、現在のドライバーであるパスカル・ウェーレインはチームを離れることが確実視されている。パスカル・ウェーレインは、ウィリアムズのドライバー候補に挙げられているが、2018年のランス・ストロールのチームメイトはロバート・クビサが有力候補だと考えられている。