ザウバーは、タイトルスポンサーを確保するため今も“非常に熱心”に取り組んでいるとチーム代表のモニーシャ・カルテンボーンが述べた。財政的苦境に苦しんできたザウバーだが、先月、スイス企業であるロングボウ・ファイナンス(Longbow Finance)に買収されたことにより、F1での将来は守られている。
近いうちにタイトルスポンサー発表を期待できるかと質問されたモニーシャ・カルテンボーンは「そのことには非常に熱心に取り組んでいます」とコメント。「簡単ではありませんが、安定性を再び示し、それを潜在的なパートナーに裏付けることができれば、それ自体が大きな助けになるでしょう」モニーシャ・カルテンボーンは、ロングボウ・ファイナンスがザウバーに魅力を感じたのは、選手権における位置以上のものを見て取ったからだと説明する。「彼らの明確な意図として、何よりも状況を安定させることがあります。グループを安定させ、強化し、エンジニアリング業務を成長させていきます。我々のエンジニアリング面の業務からサードパーティのビジネスを拡大する、つまり、我々が擁するテクノロジーやノウハウから利益を上げていくということです」「我々は長い間これを行ってきました。彼らはそこに大きなポテンシャルを見出したのです。あるスイス企業が、スイスを拠点とするスイスのハイテク企業といかに相互作用するか。そのテクノロジーはスイスにおいてユニークなものです。こういった部分は私たちがF1でどの位置にいるかに依存しません」モニーシャ・カルテンボーンは、新たなパートナーシップによってザウバーがF1以外の世界に目を向ける可能性もあるかもしれないと述べた。「我々が有するようなインフラについては誰もが知っています。我々は空力やシミュレーション、ソフトウエア開発といった部分でとても大きくリードしており、3Dでもかなりの強さを発揮しています。それが他のレースシリーズに生かされるかもしれませんし、モータースポーツ以外の世界でこういった手順が適用できるかもしれません」「一部のものについてはすでにマーケットに出ています。そして、ロングボウ・ファイナンスはそこにポテンシャルを見い出したのです」
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