原子力を含む代替エネルギー産業の大企業が、2015年のF1デビューを目標とするシモーナ・デ・シルベストロのためにザウバーのF1シート獲得を支えていると Blick が報じている。元インディカードライバーのシモーナ・デ・シルベストロは、ザウバーと“アフィリエイトドライバー”契約を結び、先週フェラーリのプライベートサーキットであるフィオラノで2年落ちのザウバー C31で2日間のF1テストを行った。
ザウバーは、6月にバレンシアで再びC31でのテストを行うことを確認している。同紙は、それが全てではなく、シモーナ・デ・シルベストロのプログラムは、8月にオースティンでのF1アメリカGPに帯同することを含む、10日間のテスト日からなると報道。過去数年で最も包括的なドライバープログラムを動かしているのは再生可能エネルギーだと伝えた。今週、インディカーでシモーナ・デ・シルベストロにKVレーシングのシートを用意した裕福なインドの実業家イムラン・サフィウラがプロジェクトのフロントに立っていると報じられた。現在、イムラン・サフィウラは、2年落ちのザウバーのF1マシンとザウバーの時間とリソースを買い、さらにはC31をホワイト・ブルー・グリーンの特別カラーに塗り直した。フィオラノでC31に見られた“Clean Air Energy”と“Hybrid”のデカールの間にはいくつかかぎとなる企業の名前があった。ひとつは、ニューオリンズに拠点を置き、原子力発電を含む40以上の発電所を管理するエンタージー(Entergy)。もうひとつは、フランスに本社を置く世界最大の原子力産業複合企業のアレヴァ(Areva)だ。Blick は、シモーナ・デ・シルベストロの2014年のザウバーでのキャンペーン費用を300万ドル(約3億円)以上と見積もっている。シモーナ・デ・シルベストロのマネージャーでもあるイムラン・サフィウラは「我々が代金を支払っているのはザウバーと共同で行うプログラムだ」と認める。「なので、クルマのカラーリングは、私の願望どおりにデザインされている」「我々はクリーンエネルギーの長所とそれがモビリティにどのように関係するかを示したい。自動車の未来はハイブリッドだ。それはまさにF1が今やっていることだ」Blick は、イムラン・サフィウラのゴールはシモーナ・デ・シルベストロを2015年にグリッドに並べることだが、それには3つの条件を満たさなければならないと述べた。1つはスーパーライセンスの取得。2つ目はシートのために2500万ドル(約25億6000万円)を工面すること。最後にメキシコから後援されているエステバン・グティエレス、“救済契約”に関係するセルゲイ・シロトキン、マックレガーがスポンサードするギド・ヴァン・ガルデといったザウバーの既存のスポンサードドライバーを立ち退かさなければならないと同紙は報じた。
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