ザウバー C32のアグレッシブな幅の狭いサイドポッドは、2011年F1モナコGPでのセルジオ・ペレスのクラッシュをヒントに設計された。ザウバーのチーフデザイナーを務めるマット・モリスは、セルジオ・ペレスが60mphでシケインでウォールにクラッシュした際の側面への影響から、サイドポッドの幅を約50%縮小できることに気付いたと述べた。
サイドポッドのサイズを縮小したことで、パッケージには時間がかかったが、設計に無理はしなかったとマット・モリスは述べた。「チュコは1年前のモナコでかなり酷い事故に遭った。マシンが帰ってきて、サイドポッドの全てが潰れているのを見たとき、『それができないか?』と考えた」「サイドポッドは大胆なデザインだが、我々はかなり自信を持っている」「大きなチャレンジのひとつは、ラジエーターとボックスの全てを収めることだった。スイスの大部分のことと同じように、我々はそれを間に合わせることできたよ!」サイドポッドに加え、ザウバー C32には昨年テストしていたブレーキシステムも大幅な変更を加えられている。他の特徴は、C31を進化させたフロントエンドとエキゾーストだ。「昨年開発していた全く新しいブレーキ・システムがある」「シャシーに関して、ここは重量を抑えるために時間を努力を費やしたエリアだ。我々は安全性を損なうことなく、抑えることができた」「エキゾーストは昨年を終えたものと大きく違わないが、さらに強化している」「フロントウイングは、昨年からのキャリーオーバーだ」「小さなレギュレーション変更のひとつは、フロントウイングの合法性のチェックなので、我々はそれを確実にパスできるようにウイングの構造の変更に多くの時間を費やした」「それが冬の開発で多くの時間を費やしたことだ」また、マット・モリスは、冬季テストで受動的DRSを実験する予定であることを明らかにした。「受動的DRSは許されているので、そこは冬季テストで開発を検討している部分だ」関連:ザウバー、C32を発表
全文を読む