ザウバーは、F1イギリスGP初日のフリー走行で、小林可夢偉が3番手、セルジオ・ペレスが9番手だった。小林可夢偉 (3番手)「まずはじめに第2セッションに間に合うように僕のクルマを直してくれたメカニック達に本当に感謝したいです。クラッシュしたときは濡れた人工芝に乗ってコントロールを失ってしまいました。このクラッシュがありましたが、今日のコンディションでは、クルマの状態、バランスやセットアップなどについて判断するのは非常に難しいと思います」
「しかしながら明日はドライコンディションになるので、僕たちのウエットのパフォーマンスは重要ではないです。だから明日はもっとサプライズがあることを楽しみにしています。もちろん今日よりもいいものですけどね」セルジオ・ペレス (9番手)「イングランドへようこそ! まったくドライでの走行はできなかったけど、僕にとっては良い一日だった。今日はいくつか新しいパーツに取り組んだけど、ドライコンディションでのマシンのハンドリングがどうかは明日にならなければわからない。新しく、異なる土曜日になることを僕たちは経験している。とてもポジティブだし、明日良い予選セッションができることを楽しみにしている」ジェームス・キー:テクニカルディレクター「イギリスの夏に、シルバーストンに戻ってくることができて嬉しい。今年から新しい施設になりガレージスペースも広くなったし、雨にも関わらず多くのファンが来てくれた。ただ、今日のようなコンディションからはなにかを結論づけることは難しい。インターミディエイトとウエットタイヤを経験できたというぐらいだ。午前中、セルジオのクルマには空力テストのパーツを搭載した。もともと可夢偉のクルマにもテストパーツを積んでいたが、天候をみて通常のパーツに交換した。セルジオのインターミディエイトを履いたプログラムはうまくいったと思う。彼もFP1のコンディション下で満足いくバランスを得ていた。可夢偉はそこまで満足しておらず、さらにターン16でほんの少し膨らんだ際、路面が変わったところでリヤがスナップしたため、コースオフしてしまった。良かったのは彼が無事だったこと。クルマはダメージを負ったが、そこまでひどいものではなかったし、チームもふたたび素晴らしい仕事でFP2に向けてクルマを作り直してくれた。第2セッションはかなりウエットな状態ではじまり、そこから路面が改善していくという状況だった。まず、午前同様にウエットタイヤをトライしたが、ウオームアップするのに時間がかかっていた。その後、路面状況がよくなったのでインターミディエイトを履いた。今夜もちろんデータを検証するが、明日に向けてなにか読み取れるものはそれほど多くはない。結論としてはウエットコンディションではクルマはきちんと機能している」関連:・F1イギリスGP フリー走行2回目:フェリペ・マッサがトップタイム・F1イギリスGP フリー走行1回目:マーク・ウェバーがトップタイム
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