佐藤琢磨は、OAKレーシングが走らせるスポーツプロトタイプカーを駆って10月にアジア圏内で開催されるFIA世界耐久選手権シリーズ(WEC) に出場し、スポーツカーレースデビューを飾ることになった。OAKレーシングはエンジンをホンダ・パフォーマンス・デベロップメント(HPD)製にスイッチし、LMP1クラスへの復帰を果たす。
佐藤琢磨は、オンローク・オートモーティブが設計と製作を担当したシャシーにHPDのAR6 LMV8エンジンを搭載した#15 OAK/ペスカローロ LMP1を駆り、WECの終盤2戦(10月13〜14日/富士、10月27〜28日/上海)に出場する。チームからLMP1に参戦していたドライバーのベルトラン・バゲッティとドミニク・クライハマーも、今回初参戦の佐藤琢磨とともにアジアで開催されるレースに出場する。ふたりは、イギリス、ブラジル、バーレーンで開催されたレースでは#35 モーガン2012 LMP2を駆った。昨日、佐藤琢磨はフランスのマニクールでマシーンのシェイクダウンを行った。新しいHPD製エンジン、そしてOAK製LPM1シャシーにとっても、これが初の走行となった。走行は本日も続けられる予定で、琢磨にとってはマシーンを習熟するチャンスとなる。OAKレーシングのスタッフは、その大半が今週末バーレーンで開催される6時間レース出場のため中東に滞在中だが、LMP1を走らせるチームはフランスに留まって新しいパッケージの評価を行うとともに、長いストレートを持つ富士にあわせた空力セットアップの最適化を行っている。その後、10月10日に富士で予定されているテストセッションにあわせて日本に向かう。佐藤琢磨「OAKレーシングとレースに参戦できることをとても楽しみにするとともに、闘志を燃やしています。僕はこれまでシングルシーターのレースだけに出場しており、LMP1のフィーリングはそれとは異なったものですが、その第一印象はとてもよく、この新しい経験にスリルを覚えています。日本でもレースに出場していたセブ(・フィリップ)のことはよく知っています。彼と再び一緒にレースができることを嬉しく思うと同時に、チームとの信頼関係を築くうえでも大切な役割を果たしてくれています。木曜日はOAK-HPD LMP1をシェイクダウンしただけでしたが、すべて計画どおりに運びました。新しいエンジンを搭載するとともに、評価のために空力パッケージをアップデートしており、金曜日と10月10日に富士で行われるテストではたくさんの作業を行う予定です。レースまでに学ばなければいけないことがたくさん残されていますが、日本の熱心なファンが待つレースに参戦する週末がやってくることを楽しみにしています。チームにもたくさんの声援が送られるはずなので、日本の皆さんの前で再びレースができることを待ちきれない思いでいます」セバスチャン・フィリップ(チーム監督)「アジアのレースで琢磨がチームに加わってくれることを嬉しく思います。僕たちが初めて出会ったのは2000年のことで、当時はふたりともホンダからF3レースに参戦していました。彼がいかに早いドライバーで、才能に恵まれているかは、そのとき直に確認しています。しかも、彼は本当にナイスガイなので、チームと僕たちのLMP1プログラムに大きく貢献してくれると信じています。シェイクダウンテストは、いまのところすべて順調です。HPDエンジンをシャシーに適合させるため、デザイン・チームはハードワークをこなしています。富士で好成績を収められることをいまから楽しみにしています」
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