佐藤琢磨は、インディカー第5戦カンザスで予選11番手だった。初めてオーバルレースを戦う佐藤琢磨は、初めての単独による予選アタックで11番手に食い込んで見せた。しかも、彼の記録した1分44秒0626=平均時速210.335マイルは、KV Racing Technologyが走らせる3人の中でトップタイムだった。レース前の水曜日、強風の吹く難しいコンディション下で佐藤琢磨はルーキーテストをパス。プラクティスでは21番手のタイムしか出せていなかったが、予選で大きくジャンプアップした。
佐藤琢磨 (11番手)「水曜日にルーキーテストがあり、オーバルがどういうものなのかという感触をつかむことができました。オーバルでの予選はまったく初めてで、自分としては比べる対象がないので、今回の自分のアタックの出来が果たしてよかったのかは分かりません。ただ、自分としてはそうした状況で精一杯安定した4周を走りました。マシンはレース用のセッティングを完全に重視して作ってきています。初めてのオーバルレースは、多くの経験を積むことが大切なので、明日は完走を目差してがんばりたいと思います」