佐藤琢磨が、インディカー第3戦で予選6番グリッドを獲得した。市街地コースで行われた開幕2戦と異なり、第3戦アラバマはバーバー・モータースポーツサーキットという琢磨がこれまで慣れ親しんだロードコースで開催される。佐藤琢磨は、予選第1ステージを全体の2番手タイムで通過。第2ステージでも5番手タイムを記録し、最終ステージとなるファスト6に進出し、6番グリッドを獲得した。
佐藤琢磨 (6番手)「予選でファスト6まで進め、自分にとっても、チームにとってもすばらしい一日になりました。今回は合同テストで走っているコースなので、慣れるという作業が必要ない上、2レースを戦ったことでインディカーに対する理解度も深まっており、より自信を持って臨めています。金曜日には走行を重ねるごとにセッティングをよくすることができましたが、今日の予選はプラクティスなしで始まったところが難しかったです。セッティングを昨日のものからどれぐらい変更すればいいのかが、予選が始まって、走り出してみないと判断できないからです。もちろん、それは全員が同じ条件で、ドライバーにとって難しい問題でした。予選のファイナルステージであるファスト6は今回が初めてだったので、タイヤの使い方などでわからない点がありました。最終ステージは、第2ステージで使ったソフトをそのまま投入しましたが、もうグリップが低くなっていたのと、路面温度の上昇など、コンディションも変わっていたために目指すタイムを出すことはできませんでした」