佐藤琢磨は、2017年にアンドレッティ・オートスポーツに移籍し、ホンダ・エンジンを搭載したNo.26のマシンを操ってインディカー・シリーズに参戦することを発表した。オープンホイールレースで豊富な経験を有する佐藤琢磨、そして過去4度チャンピオンに輝いたアンドレッティ・オートスポーツのコンビは、インディカー・シリーズでも最強の組み合わせのひとつとなる。
2010年にインディカー・シリーズへの参戦を開始するのに先立ち、佐藤琢磨は90戦以上のF1世界選手権に出場。2004年アメリカGPでは表彰台を勝ち取った。これまでに118戦のインディカー・シリーズに参戦した佐藤琢磨は、5度の表彰台、5度のポールポジション、1度の優勝という成績を収めている。2017年ベライゾン・インディカー・シリーズで琢磨とともにアンドレッティ・オートスポーツのマシーンを駆るのは、ライアン・ハンターレイ(No.28 DHL Honda)、アレクサンダー・ロッシ(No.98 ホンダ)、マルコ・アンドレッティ(No.27 hhgregg Honda)の3名で、チームは4台体制でシリーズに挑む。佐藤琢磨「マイケルならびにアンドレッティ・オートスポーツとの交渉を終え、とても嬉しく思っています。アンドレッティ・オートスポーツとは切っても切れない関係にあるHondaとともに、今、彼らは最高の状態にあるように思います。チームはこれまで何年にもわたり、あらゆるタイプのコースで驚くほどコンペティティブな実力を発揮してきました。とりわけ、過去数年間のインディ500で示したスピードには目を見張るものがあります。また、彼らが2017年シーズンに向けてアグレッシブに状況の改善に取り組んでいることがとても印象深く、今は新しい環境でレースを戦うのが待ちきれない気分です」マイケル・アンドレッティ (CEO)「アンドレッティ・オートスポーツに加入することで、琢磨にはまったく新しい、そしてポジティブなチャンスがもたらされます。これまで琢磨は複数のドライバーと共同作業を行う大きなチームに加入した経験がありません。4人のドライバーとチームが一体となって努力することで、私たちのチームはこれまでたくさんの成功を成し遂げてきたほか、コースにおけるドライバーの能力を引き出す点でも多くの実績を残しています。琢磨はレーシングドライバーとして素晴らしい経験を積んでいるので、私たちのチームに加わることで、さらにその成長を促し、能力を伸ばし、多くの成功を収めることを楽しみにしています。琢磨と一緒に仕事をする上で最も楽しみにしているのは、彼のオープンな人柄です。琢磨はとてもフレンドリーで、これはともに仕事をする上で大きな励みとなります。彼の個性はチームにとっても重要な役割を果たすと思いますし、ライアン、アレクサンダー、マルコとも上手くやっていけるものと信じています」
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