佐藤琢磨は、インディカー第3戦アラバマの決勝レースを13位で終えた。決勝日は正午過ぎに大雨が降り、レースは予定の午後2時過ぎから2時間半ほど遅れてスタートが切られました。佐藤琢磨(A.J. Foyt Racing)は、予選14番手からスタート。ウエットコンディションを得意とする佐藤琢磨が上位へと進出していく姿が期待されたが、スタート1周目にアクシデントを回避しようとしてスピンして最後尾まで後退。
しかし、その後のレースでは佐藤琢磨らしいアグレッシブな走りを難しい路面でもみせ続け、一つずつ順位を挽回し、13位まで追い上げてゴールした。佐藤琢磨 (13位)「厳しく、忙しいレースでした。スタート直後、“キンク”と呼ばれるエリアで2台のマシンがハーフスピンし、後続が次々とブレーキを踏みました。私も前車との接触を避けるためにブレーキングしたかったのですが、ちょうどコーナーの真ん中に達したところだったためにブレーキを踏めず、スピンしました。あそこで周回遅れにならなかったのは幸いでした。しかし、レース中盤のリスタートで今度はライアン・ブリスコーとサイド・バイ・サイドでヘアピンコーナーに進入し、接触して今日2度目のスピンを喫してしまいました。レース終盤はいいペースを保って走り続け、2台をパスしたのですが、そこで時間切れでした。厳しいレースでしたが、マシンをゴールまで運ぶことができたことをうれしく感じています。次戦はインディアナポリスでのロードレースです。F1時代と少し違ったレイアウトになっているコースですが、とても楽しみにしています。次のレースではぜひとも好結果を残したいと思います」
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