佐藤琢磨は、インディカー 第6戦 ベル・アイル・グランプリの決勝レースをクラッシュによりリタイアで終えた。39周目、コースからはがれたアスファルトの破片が原因でアクシデントが発生、安全確保のためにレースは赤旗でいったん中断さ。約2時間後にコースが修復され、90周のレースは60周へ短縮されて再開となった。
レース序盤のバトルでオーバーテイクを重ね、彼らしいアグレッシブな戦いぶりでスタート時より4つも上のポジション、7位を走行していた佐藤琢磨だが、39周目のターン12出口のコンクリート・ウォールにヒット。レースを終えた。コーナー・イン側の縁石に左前輪が乗り上げてバランスを崩した結果だった。佐藤琢磨 (20位)「スタートは本当に難しく、周りを取り囲まれましたが、何とか順位を上げてターン1、2を通過できました。そこからはリズムに乗ってポジションキープの戦いを続けていましたが、作戦を変更し、早めのピットストップに入りました。しかし、マシンのバランスは自分の好みではありませんでした。デトロイトはマシンを合わせるのが本当に難しいコースです。ターン12でとても高い縁石に乗り上げ、ステアリングホイールに大きなキックバックを受けました。マシンはグリップを失い、それでレースを終えることとなってしまいました。自分の考えていたのとは違った結末となってしましました。次の週末、テキサスでは力強く戦えることと期待しています」
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