佐藤琢磨は、インディカー第16戦ケンタッキーの予選で22番手だった。朝から寒さに包まれたケンタッキー・スピードウェイは、夕方になっても空には雲が広がったままで、低温の難しいコンディションで予選が行われました。予選前に行われた2回のプラクティス走行では11番手につけ、ポジションアップは十分に可能という感触をつかんでいたの佐藤琢磨が、コースコンディションが味方せず、苦しい走行となった。
チームメートの中ではトニー・カナーンの19番手がベストで、E.J.ヴィソは佐藤琢磨のすぐ後ろの23番手だった。佐藤琢磨 (22番手)「プラクティス2回でのマシンはとてもハンドリングがよかったので、予選ではもっとスピードを出せると思ったのですが、マシンに安定感がありませんでした。ウオームアップラップもうまく走れていましたし、アタック2周もコックピット内のツールを使ってうまくまとめ上げることができていたと思います。しかし、スピードが伸びませんでしたね。なぜこのような結果となったのか、チームの3台のマシンのデータを見て原因を解明しなくてはなりません。しかし、決勝用セッティングのマシンはトラフィックの中でも安定していましたから、明日のレースでは上位陣に喰らいついていき、チャンスが訪れたら、それをうまく利用したいと思います」