佐藤琢磨は、今年のインディ500を23番グリッドから挑むことになった。インディ500の予選が、5月17日(土)と18日(日)の2日間にわたってインディアナポリス・モーター・スピードウェイで繰り広げられた。全長2.5マイルのオーバルコースを1人ずつが4周連続でアタックするインディ500特有の予選方式を踏襲しながら、今年からは新しいルールが採用された。
予選1日目には出場全員がアタックを行って予選2日目に走るグループとその順番が決められた。33のグリッドが決定するのは予選2日目で、出場全チームは予選初日にそれぞれが記録した予選スピードにより、トップから9番手までと、10番手から33番手までの2グループに分けられ、午前中に10〜33番グリッドを争うグループ1の予選、午後からはポールポジションからの上位9グリッドを競い合う予選グループ2の戦いが繰り広げられた。佐藤琢磨は、昨日のスピードを更新する229.201mph(時速368.863km)を記録したが、グループ1の14番手となり、決勝レースは23番グリッドからスタートをすることになった。明日もインディアナポリス・モーター・スピードウェイではプラクティスが行われ、その後3日間は走行なし。金曜日に最終プラクティスが開催され、5月25日の日曜日に200周の決勝レースが開催される。佐藤琢磨 (23番手)「予選は2日間とも厳しいものとなりました。新しい予選方式はよくできていて、とてもエキサイティングでした。予選1日目だった昨日は、天候という要素が絡んだ賭けになっていました。幸運を手にしたチームもあれば、そうでなかったチームもあったように見えました。予選2日目の私たちは、朝の気温が低かったプラクティスで新しい項目を複数チェックし、昨日と比べていくらかの前進を果たすことができました。そして迎えた予選、気温は高くなっていましたが、私たちはスピードアップを達成しました。しかし、ライバル勢もスピードを上げてきており、私たちのマシンはハンドリングがオーバーステアになっていました。なんとか踏ん張ってスロットル全開を保ち続けた4周は、壁ギリギリを走るアタックとなりました。予選までの自分たちのパフォーマンスを振り返ると、全体的に見ればまずまずの成果を挙げていると思います」
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