佐藤琢磨が、第110回インディアナポリス500のプラクティス3日目を終え、予選仕様パッケージに切り替えたマシンに強い手応えを示した。レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの75号車ホンダを駆る佐藤琢磨は、この日の“ノートウ”最速となる223.828mphを記録。空力トウなしの単独走行で今週最速タイムをマークし、予選に向けて存在感を示した。
「今日は予選パッケージの土台作り」佐藤琢磨は、この日から本格的に予選仕様へ切り替えたことを明かした。「昨日まではレースセットで集団走行をやっていましたが、今日は予選に向けた車作りのパッケージになりました」「明日は“ファストフライデー”で予選ブーストになるので、多分スピードも10マイル以上上がると思います。今日はその下地作りというか、土台作りという意味で非常に大事な日でした」この日は依然としてレースセットを続けるチームも多かったという。「7割ぐらいのチームがまだレースセットをやっていました。正直、自分としても本当はレースセットをやりたい気持ちはあったんですけど、そうすると間に合わなくなってしまう」「自分たちとしては、そもそも今年の予選パッケージがちゃんと機能するのかを確認する必要があったので、今日は予選の練習を優先しました」重要テストを消化して早めに終了佐藤琢磨は、この日の走行が短時間だった理由についても説明した。「トータルでは3ラウンドしかしていないので、周回数としては非常に短いです。ただ、確認したいことがたくさんありましたし、すごく重要なテストアイテムが2つありました」「ベースラウンドを終えた後に、その2つを投入して3回走って、今日は終了しました」さらに、夜間作業に備えてチーム側にも配慮があったという。「今日は早めに終わることで、メカニックたちも予選仕様へ向けた作業に集中できます。アップライト交換などもあって、本当に大仕事なんです」「僕たちはオープンテストから使っているショートプログラム用エンジンをそのまま使い続けますが、他のレギュラー勢はここでエンジン交換になるので、チームとしても今日は早めの切り上げという感じでした」「非常に良い手応えを掴めた」そのうえで佐藤琢磨は、予選仕様のパッケージに大きな自信を見せた。「今日はクルマも非常に調子を取り戻しましたし、自分自身もすごく気持ちよく走れました。確認したいことも全部できました」「スピードも文句なしで、すごく速かったです」一方で、今後の天候変化には警戒も示している。「今日はコンディションがすごく良かったですし、ここから金曜日、土曜日と状況も変わると思います。土曜日は雨が降るかもしれないし、日曜日は暑い予選になるかもしれません」「どこまでパフォーマンスを出せるかは分かりませんが、少なくとも予選パッケージについては非常に良い手応えを掴めました。引き続き明日も頑張っていきたいと思います」オワードが総合トップ メイヤー・シャンク勢も好調この日の総合トップは、アロー・マクラーレンのパト・オワードだった。227.308mphを記録し、トラフィックを利用した走行ながら今週3番手となるスピードをマークした。2番手にはエリオ・カストロネベス、3番手にはマーカス・アームストロング、4番手にはフェリックス・ローゼンクヴィストが入り、メイヤー・シャンク・レーシング勢が上位を占めた。前年王者アレックス・パロウは22番手だったが、水曜日には今週2番手となる228.026mphを記録しており、依然として有力候補のひとりと見られている。また、各チームはこの日から予選シミュレーションへ本格移行。33台合計で1,469周を走行し、大きなアクシデントなくセッションを終えた。金曜日の“ファストフライデー”では予選用ブーストが解禁され、インディ500の勢力図がさらに鮮明になっていく。インディ500 プラクティス3順位1.パト・オワード(アロー・マクラーレン) - 227.308mph2.エリオ・カストロネベス(メイヤー・シャンク・レーシング) - 226.977mph3.マーカス・アームストロング(メイヤー・シャンク・レーシング) - 226.841mph4.フェリックス・ローゼンクヴィスト(メイヤー・シャンク・レーシング) - 226.626mph5.アレクサンダー・ロッシ(エド・カーペンター・レーシング) - 226.364mph6.スティング・レイ・ロブ(フンコス・ホリンジャー) - 225.972mph7.カイオ・コレ(プレマ) - 225.793mph8.ロマン・グロージャン(プレマ) - 225.786mph9.スコット・ディクソン(チップ・ガナッシ) - 225.542mph10.エド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング) - 225.061mph11.リナス・ヴィーケイ(デイル・コイン) - 224.994mph12.スコット・マクラフリン(チーム・ペンスキー) - 224.979mph13.ライアン・ハンター=レイ(DRR-Cusick) - 224.611mph14.カイル・カークウッド(アンドレッティ) - 224.432mph15.デニス・ハウガー(アンドレッティ) - 224.397mph16.マーカス・エリクソン(アンドレッティ) - 224.094mph17.佐藤琢磨(レイホール・レターマン・ラニガン) - 223.876mph18.ノーラン・シーゲル(アロー・マクラーレン) - 223.858mph19.キフィン・シンプソン(チップ・ガナッシ) - 223.764mph20.デビッド・マルーカス(AJフォイト) - 223.391mph21.ウィル・パワー(チーム・ペンスキー) - 223.236mph22.アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ) - 223.230mph23.ジョセフ・ニューガーデン(チーム・ペンスキー) - 223.026mph24.キャサリン・レッグ(デイル・コイン) - 222.884mph25.コナー・デイリー(フンコス・ホリンジャー) - 222.746mph26.ジェイコブ・エイベル(デイル・コイン) - 222.632mph27.サンティーノ・フェルッチ(AJフォイト) - 222.504mph28.クリスチャン・ルンガー(アロー・マクラーレン) - 222.415mph29.ジャック・ハーベイ(DRR-Cusick) - 222.402mph30.ルイス・フォスター(レイホール・レターマン・ラニガン) - 222.293mph31.グラハム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン) - 222.034mph32.ミック・シューマッハ(プレマ) - 221.902mph33.クリスチャン・ラスムッセン(エド・カーペンター・レーシング) - 221.890mph
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